大人も熱くなる進化形かき氷スイーツ

連日の猛暑で冷たいスイーツが恋しいとき。最近の話題はやはり「かき氷」です。昔は「氷&シロップ」と大変シンプルでしたが、今や「本当にこれをかき氷と呼んでいいのか?」という進化形が次々登場。食べてもキーンと冷たさを感じない新食感の一品や、ラグジュアリーホテルが満を持して提供するぜいたく氷デザート。大人も思わず熱くなる氷のスイーツをご紹介します。

かき氷というより、新食感の冷たい氷スイーツ

まずは、今話題の「コリアンデザートカフェ『SULBING(雪氷=ソルビン)』」。

運ばれてきたのは器からこぼれ落ちそうな、きな粉の雪山! スプーンをさせば、ふわっと軽い粉雪状のミルク氷に、食べごたえのあるきなこ餅がゴロゴロ。口に運ぶとスライスアーモンドのパリッとした食感……。昭和のかき氷とは似ても似つかないこのスイーツが、韓国で一大ブームを巻き起こした「ソルビン」の看板メニュー、「きな粉餅ソルビン」(850円)。インパクトは半端じゃないです。

氷は粉雪のようにさらさらで、あまり冷たさを感じない

ソルビンは2013年に韓国・釜山で第1号店をオープン。わずか1年で国内490店舗を突破し、その翌年に中国とタイに進出。そして待望の日本第1号店が、2016年6月30日に東京・原宿にオープンした「ソルビン原宿店」です。1カ月たってもいまだに開店数時間前から長蛇の列。当日整理券を配布して1日の入場を制限するという人気ぶりです。

独自の製法で氷をパウダースノー状に仕上げているため、口に入れてもそれほど冷たさを感じません。溶けるのも遅いので、食べ進んでも水っぽさを感じることがなくトッピングそのものの味を楽しめます。しかも、トッピングのボリュームも特筆もの。「マンゴーチーズソルビン」(1500円)、「黒ゴマ小豆ソルビン」(1000円)など、どれも氷の表面が見えないほどです。7月末までの期間限定の「まるまるメロンヨーグルトソルビン」(1500円)などフルーツを使ったメニューの「果物感」も圧倒的です。

コーリアンデザートカフェSULBING(ソルビン)原宿店

本家の韓国では家族連れの客が多く、季節を問わず人気です。もともと、餅やきな粉、小豆やいもなどは女子が大好きなヘルシーおやつ。韓国でも伝統的な食材として長く支持されてきましたが、和菓子にインスパイアされた創業者が伝統食材を若い人向けにおいしくアレンジ、見た目も美しく仕上げたことで注目されるようになったそうです。

日本店では冬限定メニューの企画も既に進行中とのことで、今から楽しみですね。

ラグジュアリーホテルでも! ぜいたくかき氷でほっこり優雅に

セルリアンタワー東急ホテルの3種かき氷。左からピーチ、抹茶、マンゴー。ピーチは白桃のコンポートとヨーグルトアイス、マンゴーは果肉とマンゴーアイス、抹茶は大納言とミルクアイスの取り合わせに、それぞれ別添のソースをかけて味の変化を楽しめる

セルリアンタワー東急ホテル(東京・渋谷)では8月末まで、ロビ-フロアのガーデンキッチン「かるめら」、ガーデンラウンジ「坐忘」で3種のかき氷がいただけます。緑豊かな眺望を楽しめる優雅な空間。運ばれてくる美しいかき氷のトレイを見て「あれと同じのを」というリクエストも多いとか。

ここの特徴は、シンプルでありながら、こだわりの食材と味のハーモニーで優しい味に仕上げているという点。すべてにオリジナルのソースつきで、自分の好みの味に調整できるようになっているので、甘さを控えたい人も、こってりいきたい人も満足できます。

宇治抹茶とあずきの伝統的な組み合わせが楽しめる、一番人気の「抹茶」。ほうじ茶つきで2000円。かき氷の中にはミルクアイスが隠れている。オプションの練乳も手作り。とても優しい味

「ピーチ」は新鮮な白桃を丁寧にコンポートして仕上げたふんわりと甘く優しい味。添えられたヨーグルトソースをかけると、何とも上品な味に変化します。「マンゴー」に添えられたソースはパッションフルーツ入りで甘酸っぱく、大人向け。さらにマスカルポーネソースをかけると意外と食べごたえがあります。「抹茶」には別添えで大納言と練乳、それにほうじ茶付き。別添えソースはどれも多めで、50ccぐらいはありそう。味の変化を楽しみながら、かき氷なのにほっこりとした気持ちになれる。これぞ大人のためのかき氷です。

帝国ホテル大阪のかき氷2種。(左)ピーチサイドは、ピーチのシロップをかけた氷、バニラアイスとヨーグルトシャーベット、ハイビスカスで香りづけした白桃とアロエのコンポートなどをトッピング。(右)抹茶道(まっちゃみち)はカスタードソースの上に宇治抹茶のシロップをかけた氷、バニラアイスときなこアイス、抹茶を凍らせたゼリー、大納言小豆などをトッピング。共に1700円

帝国ホテル大阪では、7月1日から8月31日までロビーラウンジ「ザ パーク」で、ペストリーシェフ考案のかき氷「ピーチサイド」と「抹茶道(まっちゃみち)」(いずれも1700円)を提供しています。

一見すると美しいパフェ。でも中はかき氷。アイスやシャーベット、ゼリー、大納言小豆、カスタードソースなどが絶妙な具合で入り、口の中でいろいろな味と食感を楽しめる、欲張りなデザートです。上からいただくもよし、下からかき混ぜて氷とアイスやソースの味の変化を楽しみながらいただくもよし。男性客も意外に多いそうです。

さらに、23階の中国料理「ジャスミンガーデン」では、ミルク味の氷を薄く削って綿雪のようにふわふわとした食感に仕上げた台湾風かき氷「雪雲冰(シュエワンピン)」(マンゴーとフランボワーズの2種)もいただけます。

中国料理「ジャスミンガーデン」の「雪雲冰(シュエワンピン)」。ミルク味の氷を薄く削ってふわふわとした食感に仕上げた、人気の台湾風かき氷(マンゴーとフランボワーズ)。共に1500円。8月末までの提供

しゃりしゃり、とろふわ、しゅわしゅわ……。お店によって違った食感を楽しめる進化形のかき氷スイーツ。好みの味を探し求めて食べ歩くのもわくわくします。

コーリアンデザートカフェSULBING(ソルビン)  http://www.sulbing.jp/
帝国ホテル大阪 http://www.imperialhotel.co.jp/j/osaka/
セルリアンタワー東急ホテル https://www.ceruleantower-hotel.com/

※価格はすべて税込み表示です。

(ライター 大崎百紀)