最高のサファリ体験 ケニア・マサイマラ別世界旅行--地球を遊び尽くす旅へ(2)

雄大なマサイマラの大地に映える夕焼け空
雄大なマサイマラの大地に映える夕焼け空

地球を遊び尽くす! 北極から南極まで日常を忘れさせてくれる究極の旅先ベスト22をガイドした書籍「別世界旅行」から、さらにえりすぐった旅先を連載7回にわたり、ご紹介します。ぜひ、次の旅先や今後の休暇のヒントにお役立てください。連載第2回は、最高のサファリ体験ができる旅、ケニアのマサイマラ。ヌーの大移動でも有名な国立保護区で、世界中の自然ファンが訪れています。サバンナの広大な景色を満喫できる、気球サファリなども体験できます。魅力あふれるアフリカの大地を、ご堪能ください。

野生動物の宝庫マサイマラへ。大空が広がり、遙か彼方まで見渡せる大地で、雄大な自然に暮らす動物たちの姿に目を奪われる。さらに気球サファリで、日が昇るサバンナの風景を見下ろす。

■動物王国マサイマラを満喫しよう

タンザニアのセレンゲティ国立公園とマサイマラ国立保護区は、地図上では国境という名の線が引かれているが、実際にはそのような線は存在せず、動物は自由に両地区を往来している。実際には、巨大エコシステムで、動物の種類と個体の豊富さで世界中から人を呼び寄せるケニア側が、マサイマラ国立保護区となる。

世界的に知られる自然現象「ヌーの大移動」は、150万頭以上のヌーが7月と10月頃に南北を移動する。野生動物が集団で移動する姿は、まさに圧倒的。しかし、近年の気候変動の影響か、移動のタイミングは年によって変化が激しくなっている。日数の限られた休暇であるなら、ヌーの大移動だけを狙うよりも、マサイマラ方面に動物が多くいると予測できるシーズンをある程度絞り込んで旅行の計画を立てたほうが、ストレスがなくていいかもしれない。

迫力あるヌーの大移動

■マサイマラ周辺でも特にロケーションに優れるガバナーズキャンプ

ガバナーとは英語で「知事」という意味だが、実はこのキャンプ、かつてはあまりのロケーションの良さから一般には開放されず政府関係者のみが宿泊できたという歴史を持つ。したがって訪れる人にとっては立地条件の良さが保証された宿といってもいいだろう。

保護区内にあるので、一歩敷地を出たらそこはもう動物王国。しかも動物が水を求めて訪れるマラ川にも面しているので、カバの声などで起こされるワイルドな体験も珍しくない。

野生動物を身近に感じられるガバナーズキャンプ

見どころは動物に限らず、アフリカの広大な景色も

今まで見たことのない、地平線に囲まれた大地、その上に大きく広がる青空の中をたなびく雲。その雄大で静かなショーに気づいたときこそ、アフリカにいる自分を実感し、大きな感動の波が心に流れ込んでくる。

雄大なアフリカの大地とたなびく雲

■毎日のゲームドライブ、そして旅のハイライトとなる気球サファリ

天候が許せばぜひチャレンジしたいのが、気球サファリだ。早朝、夜明け前に乗り場に集合する。夜が明けだすといよいよ気球を膨らませ出発。ゆっくりと地上から上昇を始め、眼下にサバンナが広がっていく。ある程度の高さまで達すると、風とともに約1時間の空の旅が始まる。気球サファリの特徴は、十分に膨らんだ状態になれば気球はほぼ無音で空を飛ぶこと。すなわち、頭上からわれわれが観察していることに気づかれることなく、自然の中で生きる動物たちを見ることができるのだ。明るくなっていくサバンナの景色はひたすら息をのむ素晴らしさだ。

旅のハイライトとなる気球サファリ

天候が許せば気球に乗ってサバンナを空から眺める体験ができる。

気球から眺めるサバンナの風景

地域に根ざした社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる

ガバナーズキャンプでは、宿泊客に近隣のマサイ村への訪問を積極的に推奨している。この地域の自然や野生動物だけでなく、この地域に根付き伝統的な暮らしをしている彼らとの出会いも、旅を豊かなものにする大きな要素と考えているからだ。同時に、ガバナーズキャンプでは売り上げの一部を地域に還元するため、小学校の建設や、マサイの集落にバイオガスを供給するインフラ提供、ストリートチルドレンの自立支援など、さまざまなプロジェクトを実施している。

地域のマサイと共生しているガバナーズキャンプ

伝統的な衣装に身を包むマサイの人々。村の訪問なども可能だ。観光客が訪れることで彼らの伝統文化を守る仕組みもできている。

色鮮やかな衣装に身を包んだマサイの人々

地上では、さまざまな動物との出合いが旅の醍醐味となる。

アフリカゾウの親子
頭頂部の飾り羽が目を引くカンムリヅル
凜々しい佇まいのチーター
シマウマの群れ

TRAVEL INFORMATION  Masai Mara Kenya

■旅の予算|BUDGET
総予算63万円~
※4泊7日/成田発着のパッケージ料金(一部食費除く)、成田~ナイロビ往復航空券、ナイロビ~ムシアラ往復航空券、キャンプ4泊が含まれた金額、1部屋(2名利用)の料金、1名分の総予算

■旅のシーズン|BEST SEASON
キャンプ自体は通年で営業しているが、マサイマラ国立保護区内に多くの動物がいるとされるのは7~10月。料金は高くなるが、この時期を目指したい。

■行き方|HOW TO GET THERE
日本からケニアの首都ナイロビへはアジア、中東を乗り継いで行くのが一般的。ナイロビからそのままマサイマラに向かいたい場合は、ナイロビに朝着く必要がある。

■問い合わせ先|CONTACT
遠く離れたアフリカ。連絡、移動手段が限られているので、アフリカ専門の旅行会社を通したパッケージの手配がおすすめ。30年以上にわたってアフリカを案内している道祖神で安心なアフリカ旅行を。
道祖神公式URL http://www.dososhin.com
TEL:0120-184-922

宿泊|ACCOMMODATION
マサイマラのキャンプ GOVERNORS CAMP
1974 年に創業した老舗のキャンプ。長年にわたり培われた安定したサービスと経験豊富なガイドを抱える。施設も定期的に改装していて快適。何よりも抜群のロケーションを誇る。

■旅の見どころ|MUST NOT MISS
毎日のゲームドライブは感動の連続。熟練のガイドが、さまざまな動物との出合いへ案内してくれる。スタイルを変えて気球サファリから見る無音の中での絶景は、一生心に残るだろう。必死になってカメラで撮影するだけでなく、自分の目でたっぷりと堪能しよう。

■この旅の絶品|BEST GOURMET
マサイマラ国立保護区内にいるとは思えないほど、キャンプでは毎食おいしい料理が振る舞われる。また、早朝のゲームドライブへの出発前、モーニングコール代わりに、スタッフが各テントまでモーニングコーヒーを持ってきてくれるのが、うれしい。

スケジュール例|TRAVEL SCHEDULE
1日目 成田発~ドバイ乗り継ぎ ナイロビへ 【機中泊】
2日目 ナイロビ着 国内線空港に移動して、ムシアラ飛行場へ
着後、キャンプへ 【ガバナーズキャンプ泊】
3~5日目 終日 キャンプ滞在 【ガバナーズキャンプ泊】
6日目 キャンプチェックアウト ムシアラ発 ナイロビへ 着後国際線に乗り継ぎ
ナイロビ発~ドバイ乗り継ぎ 成田へ 【機中泊】
7日目 成田着

■周辺情報|OTHER NEAR BY DISTINATIONS
【ビクトリアの滝】
ジンバブエとザンビアの国境にある、世界三大瀑布(ばくふ)の一つ。滝の上流は野生動物の宝庫でもあり、滝の観光に加えてサファリも楽しむことができる。
【モンバサ】
ケニア南部の海の玄関。少し郊外に出ると、いろいろなスタイルのビーチリゾートが並び、遠浅の海も非常に美しい。
【アンボセリ国立公園】
アフリカ最高峰、キリマンジャロのふもとに広がる国立公園。比較的平坦なマサイマラと違って、背景に巨大な山がそびえる中でサファリを楽しめる。

別世界旅行──地球を遊び尽くす旅へ

著者 : 日本経済新聞出版社編
出版 : 日本経済新聞出版社
価格 : 1,620円 (税込み)

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