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沈黙は×、うなずき過ぎNG 要注意の英語基本動作

仕事に役立つおもてなし英語

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NIKKEI STYLE

「英語づかい」の基本は異文化への理解。日本では当たり前でも、他国の人にとっては失礼になってしまうことはたくさんあります。「おもてなし英語」を提唱する横手尚子さんが、異文化理解を踏まえて英語を使うために大切な基本動作について解説します。

東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には、訪日外国人の数は3000万人に到達すると予測されています。いたるところで外国人と接することがもはや日常風景となるでしょう。

外国の方とお互いに気持ちよく接するには、マナーと言葉づかいの両方が必要になります。相手の国の文化・マナーを理解し、承認しあうことでよりよいコミュニケーションが生まれます。これを私は「おもてなし英語」と呼んでいます。

語学にはたけていても、マナーを踏まえた基本動作を誤ったために相手に不快感や不信感を与えることは意外に多いものです。今回は日本人がやってしまいがちな英語のNG基本動作について考えます。

NG基本動作その1 意味不明の「ニヤニヤ」

日本人は普通、知らない人とすれ違ってもあいさつはしませんが、欧米では他人であっても、ホテルやお店、エレベーターなどで目が合えばほほえんだり声をかけ合うのが普通です。明るく笑顔で「Hi.」「Hello.」と声をかけるとよいでしょう。

ただ、笑顔には注意すべき点もあります。

日本人は、何かが分からないときに「ごまかし笑い」をしたり、ニヤニヤと照れ笑いをすることがありますが、こういう笑い方は不真面目な印象や、相手をバカにしているような印象を与えがちです。

また、笑うときに口元を手で隠すのも多くの外国人には意味が分からず、口が臭いのかとか、内緒話をしているのかなどと思われることがあります。

NG基本動作その2 握手しながらお辞儀?

お辞儀は日本の礼の基本です。しかし、これを西洋マナーの握手と同時にやってしまっては奇妙な感じになってしまいます。また、コメツキバッタのようにやたらとペコペコお辞儀をするのも、外国人からは滑稽な印象に見られてしまいます。

NG基本動作その3 相づちのうちすぎ

日本人は世界で最も相づちをうつ国民だといわれています。ある研究結果によると米国人の約2~3倍、1分間に多い人で26~27回も相づちをうつそうです。

では、英語のネーティブは相づちをうたないのかというとそうではありません。彼らは目の表情や眉の動きなどで「あなたの話を聞いていますよ」というサインを送っています。つまりアイコンタクトが非常に重要なのです。

日本人にありがちですが、相手の話をあまりよく理解していないのに相づちをうったりYESを連発したりすると、相手は自分の話に共感して同意しているものと思い込んでしまいます。そうした誤解がビジネスや接客時のトラブルに発展してしまうこともあります。そこまではいかなくても、相づちのうちすぎは相手の話をさえぎり、不快感を与えてしまう可能性もあるので気をつけましょう。適切なタイミングでたまに大きくうなずきつつ、アイコンタクトをしっかりとって、下のようにYES以外の相づち表現も使い、心地よいコミュニケーションをとりましょう。

[いろいろな相づちの表現]

 Wow. / Really? / Is that so? / Are you serious? / Indeed / That's interesting. / That's awesome! / Cool! / Unbelievable / That's incredible! / That's terrible! / That's a shame. / Sorry to hear that. / That's too bad. / No way! /

「傾聴の姿勢」を示す便利な相づち表現
 以下のように「ほんとに~?」「そうなんだ~」といった傾聴する姿勢を表現することもできます。
 I like natto. --- Do you?
 I went to Paris last week. --- Did you?

 He didn't come. --- Didn't he?
 He is a famous doctor. --- Wow, is he?
 I have been to London. --- Have you?

言葉に詰まったら「つなぎ言葉」でつなぐ

英語で何か言われたとき、無反応でただニヤニヤしているのは大変失礼にあたります。質問されたときに何秒間も沈黙でいると、文化摩擦(cultural friction)が生じることも。一般的に日本人は、答える前に考えを整理し、文章を組み立てようとしていますが、ネーティブはその沈黙を「日本人は理解できていない」とか「何も言うことがない」ものと判断してしまいます。

これを避けるためには、次のようなつなぎ言葉を使い、考えをまとめる時間を稼ぐようにしましょう。そうすれば、沈黙が続いてもお互いに気まずい思いをしなくてもすみます。

[返答をまとめる間のつなぎ言葉]

 Well... / Let me see. / Let me think. / What should I say... / That's a good question. /

相手の長話に割り込む「~, which」
 ネーティブは会話が途切れて沈黙が続くと気まずいため、日本人が相手だと延々と話し続けてしまうことがよくあります。日本人の側も話をさえぎるタイミングがわからず、黙って聞き役に徹してしまいがち。そういう場合に、相手の話の内容を受けながら瞬時に自分が話者になれる表現が「~, which」です。同時通訳者で翻訳家の横山カズさんが著書『英語に好かれるとっておきの方法』(岩波ジュニア新書、岩波書店)で解説されている方法です。
 相手の話の中でさえぎりたいところに「, which」を入れて話し始めます。相手の話の内容を先行詞whichで受けてしまうことで、会話の主導権を握ることができます。
 [相手の話……], which I think is really great, because you're making things better. (あなたの言うこと=相手の話=は本当にすばらしいことだと思う。なぜなら、基本的にいろいろと良くなっているから。)
横手尚子(よこて・しょうこ)
一般社団法人 マナー教育推進協会 代表理事 副会長。日本航空・JALways国際線客室乗務員として勤務の後、学習院英語センター助手、神田外語学院エアライン科フライトアテンダントコース講師を歴任。ファーストクラスのサービスで培った英語力を生かし、訪日外国人を英語でおもてなしをするための講座が人気。駿台トラベル&ホテル専門学校、駿台外語&ビジネス専門学校などでも講師を務める。著書に電子書籍『おもてなし接客英会話テキストブック:外国人送迎ドライバー向け接遇マナーの基本と接客英語』。

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