この夏の注目サンダル 脱ぎ履き容易で足にフィット

2016/7/15

モノ・フラッシュ

脱ぎ履きしやすく足にもフィットするサンダルが増えてきた
脱ぎ履きしやすく足にもフィットするサンダルが増えてきた
日経トレンディネット

夏の足元に欠かせないサンダル。日常使いのアイテムとしてはもちろん、キャンプやバーベキュー、海水浴など、夏の行楽に持っていくサブシューズとしても活躍する。毎年さまざまなタイプのサンダルがリリースされるが、2016年夏シーズンは脱ぎ履きしやすく、足によくフィットするモデルがいくつか登場している。

テバ初のスライド式サンダル

1984年、グランドキャニオンの若きリバーガイドが世界で初めてストラップ付きのスポーツサンダルを開発したことから始まった「テバ」。当時のリバーガイドは乾きやすいビーチサンダルを好んで着用していたそうだが、ビーチサンダルは脱げやすく、履き心地もいまひとつ。一方でトレッキングシューズなどは水が染みてしまうと、靴の中はかなり不快になる。こうした問題点を解決したのがテバのストラップサンダルだった。

そんなテバの新作で注目したいのが、ブランド初となるスライドタイプのスポーツサンダル。ブランドのアイコンモデルの1つとなっている「オリジナル ユニバーサル」を筆頭に、これまで同ブランドのスポーツサンダルはユニバーサルシステムと呼ばれる構造を採用してきた。これは足の甲部分に加え、足首部分を2本の調整が可能なストラップによって前側とかかと側から包みこんで足とサンダルを一体化させるというもの。このストラップのかかと側から足首を包む部分を省略したのがスライドタイプだ。

オリジナル ユニバーサルのデザインを踏襲しているのが、「ユニバーサル スライド」。オリジナル ユニバーサルと比較するとホールド力は劣るが、脱ぎ履きのしやすさは格段に向上している。

テバ「ユニバーサル スライド」(5800円)。色はダークオリーブ

より快適な履き心地を求めるなら、「テラフロート スライド」がおすすめ。アウトソールにフロートライトと名付けられたラバーとEVAを混合した独自素材を採用。軽量で持続性のある反発力とクッション性を実現したという。耐久性や耐摩耗性もアップしたとのことなので、従来モデルより長く履けそうだ。

テバ「テラフロート スライド」(9800円)。色はネイビー

さまざまな足形にフィットする「キーン」

テバと並び、夏のアウトドアシーンの定番ブランドである「キーン」。米国オレゴン州ポートランドを本拠とする同ブランドが産声を上げたのは2003年のこと。つま先を保護するトウガードを備えたモデル「ニューポート」が評価され、一躍人気ブランドの仲間入りを果たした。

そんなキーンのモデルで最も注目されているのが、2014年に発売された「ユニーク」。2本のポリエステルコードで作られたアッパーはさまざまな足形に合うように設計されたもので、足の動きに合わせてアッパー自体が変形。驚くほど足にフィットする。

ユニークシリーズの新作として登場したのが、スリップオンタイプの「ユニーク スライド」。かかとをホールドするパーツがないぶん、ホールド感は少ないが、アッパーのフィット感は上々だ。

キーン「ユニーク スライド」(1万1000円)。色はガーゴイル/ニュートラルグレー
ダークアース/ブリンドル
ブラック/ガーゴイル

50周年を迎えたチューリッヒに注目

フットベッドの快適性を求めると、一番に選択肢に入ってくるのはやはり「ビルケンシュトック」だろう。ラテックス混合の天然コルク、通気性に優れた2枚の麻、柔らかなスエードの4層構造で作られたフットベッドは、足裏全体を快適に支える。アーチを支え、かかとをホールドし、指へのストレスが少ない独自の形状は唯一無二のものだろう。

いくつもの定番モデルがあるなかで2016年におすすめしたいのは、50周年を迎えた「チューリッヒ」。ファーストモデルの「マドリッド」に次いでビルケンシュトックで2番目に古いモデルだ。足の甲の広範囲をホールドする2層のストラップとダブルバックルが特徴。

50周年を記念したアニバーサリーモデルは、アッパーにビルコフロー(合成皮革)を採用。日本国内のビルケンシュトックショップと、オンラインショップのみで展開されている。

ビルケンシュトック「チューリッヒ ビルコフロー」(9000円)。色はブラック
ホワイト

ヨガマットの素材を使った男性向けサンダル

人工芝カーペット素材など個性的なフットベッドを採用したサンダルで知られる「サヌーク」からも、注目の新作が登場。ソフトな肌触りと軟らかな履き心地で多くの女性に支持されてきたヨガマット素材を使ったサンダルのメンズバージョンだ。「ビア コージー ホップス スライド」は、波型のヨガマットフットベッドを採用。クッション性にも優れている。

この夏は脱ぎ履きしやすさにも妥協せずに、サンダルを選びたい。

サヌーク(5800円)。ブラック/ライム

(ライター 神津文人)

[日経トレンディネット 2016年6月27日付の記事を再構成]

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