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「3・3・7睡眠」でやせる 寝るだけダイエット

日経ヘルス

2016/8/14

イラスト:金子なぎさ
日経ヘルス

睡眠不足、朝起きたときに疲れがとれていない……そんな人は、睡眠がダイエットの妨げになっている可能性がある。医師の左藤桂子さんは、30年間で3万人の肥満治療を通して、「きちんと眠れていない人は太りやすい」という結論にたどりついた。「もちろん、栄養や運動面のダイエットも必要ですが、正しく睡眠がとれていない人は、食事やエクササイズをいくらがんばってもダイエットに成功することはありませんでした」と話す。

左藤さんはまず睡眠の指導を行うという。ポイントは3つ。すなわち、寝はじめの「3」時間はまとめて寝る、夜中の「3」時には寝ている、1日のトータルの睡眠時間は「7」時間を目指す「3・3・7睡眠法」だ。

ポイントは、成長ホルモンだ。成長ホルモンは、細胞の修復作用がよく知られており、「アンチエイジングホルモン」ともいわれる。「成長ホルモンには、体内に蓄積された脂肪を分解する働きがあります。しかし、睡眠時間が短かったり、眠りが浅かったりすると、成長ホルモンの分泌量が落ちる。すると、脂肪が体にどんどん蓄積します。これが睡眠とダイエットが関係する理由です」と左藤さんは語る。

20~26歳の10人を対象に24時間、10分ごとに血中の成長ホルモン値を調べたデータ。23時から7時までが睡眠中。確かに寝はじめの3時間に成長ホルモンが多く分泌されている。(データ:Lancet;356,Oct21,2000より一部抜粋)

だから、3・3・7睡眠法でも最も大切なのが、最初の「3」、つまり成長ホルモンが出る寝はじめ3時間をまとめて寝るということだ。実際、眠り方を変えるだけで、1年で10 kgも体重を落とした人が何人もいるという。

ちなみに、この睡眠法を心がけると、「食欲をコントロールできるようになった」という人が多いという。「海外の研究でも正しい睡眠をとると、正常な食欲になることがわかっています」(左藤さん)。こういう点でもダイエットに役立つ、というわけだ。

■この人に聞きました

左藤桂子さん
佐藤桂子ヘルスプロモーション研究所(東京都中野区)所長。1982年、東京女子医科大学卒業。30年で3万人の肥満治療を行う。日本肥満学会、日本糖尿病学会、日本内科学会に所属。『肥満外来の女医が教える熟睡して痩せる「3・3・7」睡眠ダイエット』(SB新書)、『痩せる寝方』(だいわ文庫)など。

(日経ヘルス 白澤淳子)

[日経ヘルス2016年8月号の記事を再構成]

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