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女医さんも実践 健康&美容にいい食習慣

日経ウーマン

2016/7/12

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日経ウーマン

 毎日仕事で忙しくても、食べるものや飲むものに気を付けている女性医師は多いようです。食事のルールや間食など、女医さんが実践する健康と美容にいい食習慣を教えてもらいました。

■発酵食品や野菜を食べている女医は多い

 健康や美肌のために気を付けたい食習慣。とはいえ、仕事で忙しく、食生活が乱れがちな人も少なくないはず。では、とりわけ多忙な女医さんは、どんな食生活を送っているのだろうか。

 女性医師300人を対象にしたアンケート[注]の調査結果では、「意識して食べているもの」の1位はヨーグルト、2位は野菜、3位は納豆という結果に。予防医学や食事療法を専門とする、カラダクリニック銀座・内科医の関由佳さんは、「発酵食品を積極的に取っていて腸内環境を意識している女性医師が多い印象」と話す。

 「腸内環境が良くなると、栄養をしっかり吸収でき、免疫力も高まる。さらに便秘解消で肌もキレイになります」と関さん。自身も、毎朝の白湯や味噌汁などで腸内環境を改善し、内側からキレイを徹底。肌はピカピカだ。

 食事の取り方、飲みもの、おやつなど女医さんの食習慣を参考にしよう。

[注]「日経メディカルOnline」(医師、薬剤師、看護師など医療・医薬関係者を対象とした会員登録のサイト)に登録する女性医師に、16年4月13~28日の期間でアンケートを実施。302人(平均42.5歳)から回答を得た。

【1】キレイのために守っている食事のルールは?

Q.肌のために行っている食事のルールは? (複数回答)

1位 朝食を取る(53.0%)

2位 1日3回食べる(50.3%)

3位 寝る前の3時間は食べない(22.2%)

4位 朝ジュースなど朝食は軽く済ませる(4.6%)

 「診療などで仕事が忙しく、昼食は取れないこともあるので、朝食を食べる人が多いのでは」(関さん)。その他の回答には、「糖質制限をする」や、「野菜をたっぷり食べる」という回答が多かった。

■大事なのは、やっぱり栄養のバランス

 寝る3時間前からの食事制限より、「朝食を取る」「1日3回食べる」など、きちんと食べることを重視する人が多数。「栄養バランスを取って規則正しく食べることは、肌のためにもいいし、太りにくくなると分かって習慣にしている女医が多いのでしょう」(関さん)

2年半前から、味噌汁1杯の朝食を毎日継続
関さんのおすすめ朝食は「味噌汁」
 「朝食には胃腸を温めてくれる、ミネラルたっぷりの味噌汁を。具は、肉や卵などのたんぱく質と、緑黄色野菜とを組み合わせて。ビタミン豊富なアボカドもよく使います。いつものお味噌に豆味噌を混ぜると鉄分補給によい」

【2】美肌&健康のために避けているのは?

Q.意識的に食べないようにしているのは?(複数回答)

1位 脂身の多い肉(30.8%)

2位 揚げ物(26.5%)

3位 激辛のもの(25.5%)

4位 ラーメン(25.2%)

5位 添加物の入ったもの(24.8%)

6位 白砂糖(22.2%)

 5位に「添加物の入ったもの」。「コンビニでランチを買うなら?」との設問には、女医さんの10人に1人が「買わない」と回答。7位以下は、ハムやソーセージ、バターと続いた。

■脂は有害な物質のたまり場?

 肉の脂はコレステロール値を上げ、カロリーも高い。さらに、質の悪い肉の脂には「抗生物質やホルモン剤など、有害な物質が含まれることも」と関さん。多くの女医さんが脂身の多い肉を避けるのも納得だそう。1~6位に挙がった食材は「私もほぼ食べません」

「ナッツはたんぱく質と良質の脂、ビタミンEが豊富で抗酸化力も強い」(関さん)。ヨーグルトと回答した女医も多く、腸内環境を整えるといった目的も
ちなみに、女医が食べているおやつは?
1位 ナッツ類(16人)
2位 ヨーグルト(11人)
3位 ドライフルーツ(7人)
4位 サツマイモ(5人)


関さんのおすすめおやつは「ナッツ&小魚」
 「カルシウムは、マグネシウムと一緒に取ると吸収率がアップするので、小魚とナッツの組み合わせはGood。常に持ち歩き、小腹がすいたら食べます」

【3】健康のために飲んでいるのは?

Q.健康のために意識的に飲むものは? (複数回答)

1位 お茶(40.7%)

2位 コーヒー(27.2%)

3位 常温の水(25.8%)

4位 白湯(18.2%)

 ダントツで多かったのが「お茶」。次いでコーヒー。ルイボスティーやハーブティーなど、ノンカフェイン派もいた。「お茶は利尿作用があり、体外に排出される水分も多いので、気持ち多めに摂取しましょう」(関さん)

■コーヒーでリラックス、便秘解消も

 ともに健康効果が注目されているコーヒーと水素水。より多くの女医さんが飲んでいるのはコーヒーだった。眠気覚ましやリラックス効果、便秘解消になるという声も。「1日1~2杯程度ならいい」(関さん)。一方、水素水派は2.3%と少数だった。

関さんのおすすめ飲み物は「白湯」
 「一度沸かしたお湯を冷ました“白湯”に、ビタミンCが豊富で抗酸化力の強いレモンを多めに搾って飲んでいます。起きてすぐ飲むと胃腸が刺激されるので、便秘解消にも◎。最近流行の甘酒も、体に必要な栄養素が豊富」

【4】水を1日2L飲むと美肌になる?

Q.毎日水を2L以上飲むと、肌や腸によい?

  YES 39.7%

  NO  55.3%

  無回答  5%

■食事分も含めた上で1.5L以上の水分が目安

 「人は汗や尿など1日1.5Lの水分を排出します。そのため、1.5~2L程度の水分補給は必要」と関さん。ただし、味噌汁など食事で取れる水分も含めるので、水だけを2L以上飲むのは多過ぎ。胃腸に負担がかかるだけでなく、むくみの原因にも。「水だけなら500ml程度飲めば十分です」

もっと知りたい 美肌と食の関係Q&A
Q.炭水化物ってやっぱり太る?
A.糖質の取り過ぎは肥満や肌の老化に
 「炭水化物はエネルギーとして必要ですが、糖質が多いので食べ過ぎは避けて。1食当たり30%程度の量を目安にしましょう」(関さん)

Q.便秘解消に効く食べ物は?
A.水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく
 「ごぼうなどの不溶性の食物繊維だけだと、便が硬くなり逆効果にも。海藻やきのこなどの水溶性の食物繊維と組み合わせて。白湯もGood」(関さん)

この人に聞きました

カラダクリニック銀座 内科医
関 由佳さん
 専門は予防医学、食事療法。ダイエット外来や、アンチエイジングアドバイスも行う。毎日の食事で血液、血管、細胞レベルまで健康美人になるための料理イベントも開催。著書は『みるみる痩せる! 味噌汁ダイエット』(宝島社)ほか。

[日経ウーマン 2016年7月号の記事を再構成]

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