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座席交差でフルフラット 快適性高めたJAL新機材

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日経トレンディネット

日本航空(JAL)は、2016年6月18日から羽田-バンコク線に新仕様の機材「SKY SUITE 777」を就航させる。同年8月には羽田-シンガポール線、年明けからは日本各地からハワイ・ホノルルへ向かう基幹路線にも順次導入されるという。JALはすでにボーイング787型機、ボーイング767型機などに同様の機材を投入済み。今回新たに加わる機材は、それらとどう違うのだろうか。

今回、内装が一新されたのは、ボーイング777-200ER型機。JALでは羽田-バンコク線、羽田-ホノルル線など中距離路線で使用されている機材だ。

これまでのSKY SUITEは北米や欧州線など、主に長距離路線に導入されてきた。日本航空路線統括本部商品・サービス企画本部長の加藤淳執行役員は、「快適なSKY SUITEを中距離路線にも投入してほしいというお客様の声をたくさんいただいている。我々もそのような声が出ることは想定しており、3年前から検討を進めてきた」と話す。

ただ、そのまま展開するには問題があった。SKY SUITEの最大の売りは、完全フルフラットのビジネスクラスシート。ベッドポジションにしたときに水平になるので快適性は高い反面、前後で角度を付けている従来の座席と比べて前席との間隔を広くとる必要がある。機材が小さい中距離路線では必要な座席数を確保できないのだ。

そこでJALが目を付けたのが、座席を進行方向に対して斜めに配置するスタイル。こうすれば、座席の前後間隔を詰められる。窓側の座席は外向きに斜めに配置。中央の2席は内側に向け、左右の座席の足元がX字状に交差するようになっている。こうすることで、「SKY SUITEIII(スリー)」は42席を確保。56席あった従来仕様からの減少を最小限に抑えることに成功した。しかし、足元が交差するとはどういうことなのだろうか。隣席が気になったりしないのだろうか。

新シートの実力を実際に座って検証

実際に座席に座ってみると、足元が交差している感覚は全くなかった。具体的には進行方向右側の席はベットポジションの座面が高め、左側が低めになっていて、足元が互い違いになっている。しかし、四方が衝立で囲まれた個室感覚の座席のため、ベッドポジションでは相手の姿は見えない。実によく考えられた配置だと思う。

ビジネスクラスの後方にあるプレミアムエコノミークラスとエコノミークラスの座席は、すでに就航しているSKY SUITEのものと同じ。プレミアムエコノミーの「SKY PREMIUM」はリクライニング時に背もたれが後ろに倒れるのではなく、座面が前に出ることで後ろの席に圧迫感を与えないシェルシートが特徴。エコノミーの「SKY WIDER」は、「新・間隔エコノミー」とうたう、従来よりも約10cm広いシートピッチが売りだ。

エコノミーは3-4-2の変速配置

今回の機材ならではの特徴が、エコノミー座席の配置。通常は3-3-3とするところ、3-4-2という変則的な配置になっている。これはカップルやファミリー客が多いホノルル線を念頭に置いたもの。「3席ずつだとカップルの方が通路を挟んで離れ離れになってしまうケースが少なくなかった」(加藤執行役員)。4席、2席とすることで、カップルが隣り合わせで座れる可能性が増えるほか、子連れ客が中央の4席を家族で使うなど、多様な要望に応えられそうだ。

このSKY SUITE 777がまず投入されるバンコク線では、LCCのスクートが成田-バンコク間に7月21日、就航予定。観光客は安いLCCに流れる可能性があることから、羽田発着の利便性とビジネスクラスのサービス向上でビジネス需要を確実につかむのが狙いとみられる。2017年にも投入予定のホノルル線は伝統的にJALが得意とする路線ではあるが、ライバルのANAが超大型のA380型機を2019年春を目途に導入予定。その広い客室を武器に快適性を高めてくるとみられる。今回の機材改修で先手を打ち、その地位を盤石にしたいという意図もあるのだろう。

(日経トレンディ 佐藤嘉彦)

[日経トレンディネット 2016年6月14日付の記事を再構成]

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