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「お手数ですが…」1フレーズで品格が上がる英語表現 仕事に役立つおもてなし英語

2016/7/11

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「礼」をわきまえた美しい英語づかいを身につければ、相手からの信頼度がアップします。「おもてなし英語」を提唱する横手尚子さんが、すぐに役立つ英語マナーの常識もあわせて解説します。今回は英語の敬語表現の2回目、品格を感じさせる「クッション言葉」の使いこなし方です。

前回は、英語にも敬語の表現があり、丁寧語や婉曲(えんきょく)表現を使って相手への配慮を表現できることをご説明しました。

今回はさらに、日本語でも多用する「クッション言葉」に注目してみましょう。ネーティブの人たちも、相手に気づかいを表したいときには、目上の人にはもちろん同僚や友人に対してもこうした表現をよく使っています。

■「お忙しい中すみませんが…」、「ご面倒でなければ…」でより丁寧に

May I ask you a favor?/ Could you do me a favor?(お願いごとをしてもよろしいですか?)

Is it possible to ask you to push back our meeting?(会議の時間を遅らせていただいてもよろしいでしょうか。

It would be helpful if you could provide us with your contact information.(ご連絡先をいただけますと助かります。

If it's not too much trouble, could you please show us around Tokyo this afternoon?(ご面倒でなければ、今日の午後、私たちを東京案内していただくことはできますか?)

I'd appreciate it very much if you could give me your feedback.(ご意見をいただけますと大変ありがたく存じます。

I know you're busy, but I was wondering if you might be able to give me some advice.(お忙しいことは承知しておりますが、アドバイスをいただくことはできないでしょうか。)

例文中のcould, would, mightなどは相手を気づかい、丁寧な言い方をするのに欠かせないワードです。親しい間柄でもネーティブは頻繁に使います。

また、if you could よりもif you might be able to の方がさらに遠回しで、「ひょっとして可能性はあるでしょうか?」というニュアンスが出ます。

■「承知しました」の言い方は?

何かをお願いされて返答する場合も、カジュアルな言い方と丁寧な言い方があります。

Okay.

Sure.

All right.

であれば、「了解」「わかりました」。

Certainly.

であればより丁寧に、「承知しました」。

ちなみに客室乗務員をしていたころ、ファーストクラスのお客さまからのご要望に対しては、「Certainly.」とお答えしていたものです。

「もう一度おっしゃっていただけますか」

相手が何かを話したけれどよく聞き取れなかったとき、カジュアルには

Once again, please.

Sorry?

Excuse me?

と言ってしまいがちですが、より丁寧にするなら、

Could you please repeat that?

Could you say that again, please?

(もう一度おっしゃっていただけますか?)

I'm sorry I didn't catch it. Would you please speak up a little bit?

I'm sorry, but would you please speak louder?

(申しわけございませんが聞き取れませんでした。もう少し大きな声でおっしゃっていただけますか?)

といった表現で。

ほめられたり、何かをすすめられたときのリアクションは?
日本人は奥ゆかしいので、ほめられると「そんなことありません」「この服、安物で」などと謙そんしがちです。しかし、ほめることを美徳とする文化圏のネーティブには、ほめ言葉を否定する言い方は失礼に当たってしまいます。
ほめられたら素直に喜び、「ありがとうございます。そう言っていただけてうれしいです」と次のような表現で感謝を述べます。
Thank you. That's very nice of you to say so.
Thank you. That's extremely kind of you to say so.
Thank you for your compliment.
Thank you. I'm flattered.
また、何かものをすすめられたときに、日本人は遠慮して「もう一度すすめてくれるだろう」と断ってしまうことがありますが、二度とすすめてくれない可能性もあります。これも国民性の違いで、例えば米国人は意見をはっきり伝える習慣があり、再度すすめるのは押しつけがましい、と考えるため。遠慮のしすぎはNGです。
横手尚子(よこて・しょうこ)
一般社団法人 マナー教育推進協会 代表理事 副会長。日本航空・JALways国際線客室乗務員として勤務の後、学習院英語センター助手、神田外語学院エアライン科フライトアテンダントコース講師を歴任。ファーストクラスのサービスで培った英語力を生かし、訪日外国人を英語でおもてなしをするための講座が人気。駿台トラベル&ホテル専門学校、駿台外語&ビジネス専門学校などでも講師を務める。著書に電子書籍『おもてなし接客英会話テキストブック:外国人送迎ドライバー向け接遇マナーの基本と接客英語』。

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