増える「シカト部下」 職場に雑談は必要なのか?

<部下への提案>

職場は仕事をするところであって、雑談をするところではありません。だから、雑談にはつきあわなくてよいとも言えるのですが、少し角度を変えて考えてみましょう。

例えば、あなたが会社の指示で公開セミナーに行ったとします。会場に少し早くついてしまいました。まだ、会場内の人影はまばらです。席はグループに分かれて座るようになっており、座席は指定されていました。自分の席を探すと、隣には、かなり年上と思われる方が既に座っています。軽く挨拶して席につきました。さて、どうします?

こういう場面で、話かけることが苦手で、気詰まりになるようならば、雑談力を磨いた方がよいでしょう。

そういうことができないと、将来あなたが困るのです。例えば、あなたがリーダーになり下に新人が来ました。相手はあまり話しをせず、なかなか職場にとけこめません。いつも孤立している感じなので、ランチにでも誘って話をしてあげたいところです。でも、そこでなにを話したらいいかわからない。これでは困るということです。

そこで、簡単にできる雑談の方法をご紹介します。雑談のコツは質問です。5W1Hで質問すればよいだけです。例えば、相手がフットサルをやっているということを知っているとします。自分はフットサルはおろか、サッカーさえよくわからなくても、質問はできます。

when  フットサルはいつからやってるの?

where どういうところでやるの?

who   どういう人とチームを組んでいるの?

what  フットサルの魅力って何?

why   どうしてフットサルをはじめたの?

how   どんな練習をするの?

同じ質問でも答えが、Yes/Noになるような、択一型の質問は向きません。「フットサルって5人でやるんでしょ?」「そうです」……そこで会話が止まってしまいます。だから、5W1Hの方がよいのです。

日頃から、練習をしておけば、雑談力はすぐ身につきます。まずは、上司のゴルフの自慢話にでもつきあって、練習してみてはどうでしょう。共通の話題がなくても、会話は成立するものです。

他者と関係を作っていくのは、「ソーシャルスキル」と呼ばれる重要なビジネススキルです。磨いていきましょう。

*雑談もできるようにしておく

*5W1Hで質問する

*リアクションしながら聞く

雑談は、人間関係作りのツールとして有効なものです。雑談がなくても、職場は成り立ちますが、せっかくのツールです。上司、部下ともに活用してはどうでしょう。

[日経Bizアカデミーの記事を再構成]

濱田秀彦(はまだ・ひでひこ)
株式会社ヒューマンテック代表取締役、マネジメントコンサルタント
1960年東京生まれ。早稲田大学卒業後、住宅リフォーム会社に就職し、最年少支店長を経て、大手人材開発会社に転職。トップセールスマンとなり、営業マネージャー、経営企画室マネージャー、システムソリューション部門責任者を歴任後、独立。現在は、コンサルタントとして、公開セミナー、個別企業の研修に出講しており、これまで指導したビジネスパーソンは1万7000人を超える。

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