増える「シカト部下」 職場に雑談は必要なのか?

部下の言い分

僕は、あまり雑談をしないほうです。職場には仕事に行っているわけです。仕事はたくさんありますし、無駄な話をしている時間はありません。上司は「雑談もヒューマンスキルのうちだ」とよくいいますが、本当にそうなんですかね。雑談を重視する意図がよくわかりません。

同期や、プライベートの仲間とは、普通に話しますよ。ただ、それ以外の人たちと雑談するのは、正直おっくうですね。特に、年代の離れた人とは話があわないので、話していて疲れます。上司から世間話を振られますが、あまり会話をする気がしません。

そういえば、僕の人事考課のコミュニケーション系のところは、いつも結構低くついています。雑談をしないことが原因かもしれません。だとしたらおかしいと思います。

【上司に求めること】

*雑談を重視しないでほしい

*世間話を振らないでほしい

*雑談とスキルをつなげて考えないでほしい

雑談をめぐる溝を埋めるために――

<上司への提案>

雑談が職場のコミュニケーションの潤滑油になることは確かです。また、雑談の中から部下の気持ちや状況をつかむことができますから、重視する気持ちもわかります。

しかし、雑談をしない部下に対し、一概に否定的になるのも考えものです。ここは、雑談をしない部下を2つにわけて考えましょう。

1.雑談はできるがあえてしないという部下

やろうと思えば雑談もできるが、職場での雑談は時間の無駄と考えて、しないタイプです。仕事上の問題がなければ、このタイプは放っておいてもよいでしょう。

2.雑談が苦手な部下

このタイプの部下は放っておけません。雑談が苦手な人の大半は、さほど親しくない人との間に、人間関係を作っていくことが苦手です。顧客や他部署の人々との間に人間関係を作ることができなければ、仕事もうまく進みません。

雑談が苦手な部下は、方法論を持っていないものです。精神論を説くよりも、コミュニケーションのトレーニングを受けさせる方が効果的です。

なお、部下の方の中には、日常の雑談に参加しないから、人事考課で低い点をつけられていると考えている人がいます。上司の皆さんは、そんな考課はしていないと思いますが、印象がなんらかの影響を及ぼすことはありますので、そこはきちんと分けて評価してください。

*雑談をしない部下を一概に否定はしない

*雑談ができない人にはコミュニケーションのトレーニングを

*仕事以外の印象を評価に持ち込まない

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