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雑談に乗ってこない部下はやりにくい?

新年度になり、新しい仲間を迎えた職場も多いことでしょう。新しい仲間が職場にとけこむための潤滑油になるのが雑談。今回はこの雑談がテーマです。

上司の多くは、雑談を重視します。雑談で職場の雰囲気が明るくなることがありますし、雑談の中から部下の状況がつかめるからです。ところが、職場には、雑談に乗ってこない部下がいます。上司はそんな部下に対してやりにくいと感じるようです。

雑談に乗ってこない部下にも、タイプがあります。職場での雑談の意義を認めない人、雑談が苦手な人などです。

そもそも雑談は、仕事とは直接関係ないものです。雑談をしなくても、仕事がきちんとできればよいと考えることもできます。はたして、雑談は必要なのでしょうか。

上司の言い分

私のチームには、雑談に加わらない若い部下がいます。職場のメンバーがなごやかに談笑しているときも、会話に参加しません。私が話を振っても、「ええ」とか「いいえ」としか答えません。どうも調子がくるいます。

私が若い頃は、上司の雑談によくつきあったものです。ゴルフをしない私が、上司のゴルフ自慢の話につきあったりしました。ジャイアンツが勝ったとか、負けたとかそういう話にもつきあいましたよ。一見、無駄なようですが、年上のお客さんとの会話もスムーズになるなど、案外役立つんです。

雑談自体は、仕事ではありませんから強要するつもりもないですし、仕事をきちんとやっていればよいと思います。ただ、雑談を通じたコミュニケーションは対人関係作りでは重要だと思いますよ。だから、若い人たちは、もう少し雑談力を高めた方がよいと思います。でも、そういうことを避けている人が増えてきたように感じます。

そのツケは、彼ら、彼女らがリーダーになったときにくるんじゃないですか。

【部下に求めること】

*職場の雑談に参加してほしい

*雑談で話を振ったら、少しは答えてほしい

*雑談を通じた対人関係作りの重要性を理解してほしい

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