街向きで長くつきあえるアウトドア系防水コート

日経トレンディネット

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梅雨時期にこそ発揮されるアウトドア系ウエアの機能がある。それは防水だ。今回は、通勤・通学をはじめ、雨の日の移動を快適にするため“防水”にフォーカスした。タウンユースで使いやすく、長く持つコートの中から、特徴あるアイテム3つを紹介しよう。

防水にこだわった素材・縫製! 日本の技術が凝縮した一着

◎デサント(オルテライン・シリーズ)「ストリームライン オール ウェザーコート」

日本のスポーツ&アウトドアブランドのパイオニア的存在として知られ、創業当初から常に新しい技術やデザインを求め続けてきたデサント。同社が2011年にスタートしたオルテライン・シリーズは、年齢や着用シーンを選ばない。なかでも2016年春夏用として発表されたばかりのシェルタイプのミドル丈、「ストリームライン オール ウェザーコート」は、細部にまで防水にこだわった作りで話題となっている。

デサント「ストリームライン オール ウェザーコート」(6万3000円)
軽量でありながら耐水圧2万mm、透湿性1万g/m2/24hrで台風など激しい雨の時にも役立つという

特徴は、身体のラインに沿うように細やかに形成された、デサント独自の「SIO」というパターンを採用していること。素材特性、縫製仕様、縫製技術など様々な要素を考慮して、通常のアイテムよりも縫い目を少なくして、運動性と防風防水性を高めているという。また、袖とフード部分に細い溝を施したストリームラインテクノロジーという技術を取り入れ、水滴が落ちる方向をコントロールできるようにした。この結果、袖から手に水が流れるのを抑え、フードからはサイドに水が流れるという。

より防水性を高めるため、生地の縫い目部分にはシームテープ加工を採用
随所にまでこだわった細かな作り込みに、日本のスポーツブランドらしさが感じられる

高機能素材を多用したシンプルコート

◎ピークパフォーマンス「パークスコート」

北欧のアウトドアブランドらしい、シンプルで美しいデザインが人気を呼ぶスウェーデンのピークパフォーマンス。徹底した生産管理を意味する独自の「R&Dマーク」を採用するなど、プロのアスリートからも信頼の厚いブランドだ。アクティビティー向けのウエアが人気のブランドだが、今回はあえて、ビジネスシーンにも取り入れやすいスタンドカラーのコート、「Parkes Coat(パークスコート)」をご紹介しよう。

ピークパフォーマンス「パークスコート」(7万5600円)

透湿性に優れたGore-tex 3L(0.01mmという薄さの「GORE-TEXメンブレン」を表生地と裏生地の間にサンドイッチした一枚地)のファブリクスを全面に使用しており、防水透湿性が高い。冬季はもちろん、春や秋にも使える優れもので、レーザーカットのヘッドフォン用コードホールや、モバイルポケットなど、タウンユースでの着用を考慮した機能が付いている。

襟元にはリフレクターロゴ付ハンガーループ付き
裾にはリフレクターストラップを備え、不要の際はスナップボタンで内側に留めておける

収納式のフードはかさばるのを抑えるため、ゴアテックスの中でも2層構造の「ゴアテックス パックライト」を採用
首もとを包み込む襟腰が高めなデザイン。前面のYKKの防水ジッパーを上まで閉め、取り出し可能のフードを被れば、防水はもちろん、風や寒さ対策も万全

英国王室も愛用した、古き良き一着

◎バブアー「ビデイル SL」

港湾労働者のためにオイルドクロスと呼ばれる素材の外とうを提供したことをきっかけに、高い防水性と耐久性が話題を呼び、瞬く間に世界的なアウトドアブランドへと成長したバブアー。英国王室御用達としても有名で、なかでもブランドを代表する「ビデイル」は、誕生から30年以上たった今も色褪せないロングセラーアイテムだ。

バブアー「ビデイル SL」(4万9000円)

もともとは、乗馬用に開発されたオイルド ジャケットもモダンフィット版で、本来は6oz(オンス)のオイルドコットンで仕立てられるのだが、ジメジメした日本の梅雨には、春夏専用のライトウエイトと呼ばれる4ozのバージョン「ビデイル SL」がオススメだ。使い込むほどに身体になじみ、独特な風合いが増す味わい深い一着で、しっかりメンテナンスすれば、一生ものとして付き合える。

(ライター 長浜優奈、中澤範龍)

[日経トレンディネット 2016年5月27日付の記事を再構成]

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