ノートPCにスマートフォン、タブレット……。デジタル端末を複数台持ちするのが普通になりつつあるオフィス環境。モノが氾濫するデスク回りをいかに整理し、快適に仕事できるか。ストレスフリーに役立つビジネスグッズが、新たな定番になる。
デスクを“席巻”する充電ケーブルなどの配線類。これを簡単に整理できるのが「コードホルダー」(山崎実業)。シリコーン素材で扱いやすく、縦横の溝に沿ってケーブルを押し入れられる。裏面の両面テープで、好きな所に貼れるのも便利だ。
充電ケーブル自体を机から消し去ってしまう製品もある。「NuAns TILE」(トリニティ)はシンプルなデザインの電気スタンドながら、iPhone用の充電端子を隠し持つ優れもの。端子に差して立て掛けておけば、スマホやタブレットの“定位置”にもなり、使いやすい。
PCのディスプレーの上に、新たな「棚」を作り出すのが「スクリーンシェルフ」(ボビーノ)だ。固定するためのネジやクギなどは一切不要で、載せて脚の部分の角度を変えるだけ。すぐに手に取りたい文具や、目に見える位置に置いておきたいカレンダーなどを載せるのに最適だった。
iPhoneを充電できる電気スタンド
実勢価格1万6200円(税込み)
シンプルで自己主張のないデザインのなかに、iPhoneの充電端子を隠し持つスタンド。台にある円い部分をクルリと回せば、iPhoneやiPadに使えるLightning端子が顔を出す。煩わしい充電用ケーブルが机に広がるのを防ぎ、そのまま端末置き場にもなる優れものだ。USB端子が背面にあり、複数端末の充電なども可能。光は電球色と昼光色の2色が切り替えられ、光源の傾きなども調節できる。
ディスプレーの上に「棚」を作る
実勢価格1728円(税込み)
“究極のデッドスペース”ともいうべきPCのディスプレイの上部。ここに「棚」を作れる製品で、ペン立てや卓上カレンダーなどの置き場として非常に重宝する。ディスプレイの背面から支える脚の部分は、角度を自由に調節できる。
タブレットを2通りに置けるスタンド
実勢価格1728円(税込み)
2種類の角度でタブレットを置けるホルダー。PCディスプレイのように立てて使える他、タブレットに文字を入力するときに扱いやすい平置きにもなる。タブレットを使わないときは小物入れにも。色はピンク、黄緑、白など計6色。
名刺入れにメモ帳とペンホルダーが付いた3in1
実勢価格8640円(税込み)
メモ帳と名刺入れが一体になったケース。三つ折りになっており、片側をめくると名刺入れが現れ、反対側にはメモ帳を仕込める。メモ帳は定番である「BLOC RHODIA No.11」がぴったり入るサイズ。ペンを収納できるホルダーも付く。
吸い付くような打鍵感、“神キーボード”のBluetooth版
実勢価格2万9700円(税込み)
“HHKB”と呼ばれ、愛用者も多い高級キーボードのBluetooth版が2016年4月に新たに発売。スマホやタブレットなど4台まで接続できるようになった。静電容量無接点方式というキー入力方式で、軽快な打鍵感が最大の特徴。キーの刻印は塗装がはげにくく、耐久性も高い。
片側だけで安定して使えるブックスタンド
実勢価格2376円(税込み)
「立て掛けた本が“地滑り”でイライラ」、そんな不満をアイデアひとつで解消した。12度傾いた設計で、本を斜めに立て掛けるだけで驚くほど安定。2個で左右から支える必要もない。書棚よりも、オフィスのデスク回りで活躍しそうだ。
邪魔なケーブルを交通整理
実勢価格702円(税込み)
デスク上でのたうち回るケーブル類は仕事の大敵。軟らかいシリコーン製のこの製品なら、ケーブルを押し込むだけで配線を整理できる。内側でケーブルを曲げて方向を変えることも可能だ。裏面には両面テープがあり、好きな場所に貼れる。
3拍子そろったマウスの最高峰
実勢価格1万2530円(税込み)
高い機能性と自由度、快適性を併せ持つ高級マウス。追従性に優れ、ウェブ閲覧時などで高速スクロールができる。特筆すべきはカスタマイズ性で、ボタンと側面のホイールに機能を割り振れば、使い勝手が格段に増す。
マットなしでもかすれず、きれいに押せる印鑑
実勢価格8800円から(材質や大きさで異なる。税込み)
なつ印する面を僅かに湾曲させるという驚きの発想で、格段に“押しミス”が防げるようになった印鑑。力任せにグリグリ押す必要は全くなく、紙に立てて、コロンと転がすように倒すだけできれいに仕上がる。印鑑マットを下に敷くという面倒なひと手間が不要なのも魅力だ。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2016年7月号の記事を再構成]