スーツケースが真っ二つ 旅行グッズ、新定番7選
旅の所持品は、宿泊先の部屋や収納のスペース、バッグの中などの限られた空間を効率よく使うことが求められる。そんな収納性、携帯性を向上させた「新定番」7製品を選んだ。
旅で最も場所を取るのがスーツケース。その蓋と底が分離し、別々に置いて使える世界初の商品が、2016年5月に発売された「プロテカ 360 フレーム」(エース)だ。ヒンジを兼ねたロック機構をすべて外せば、蓋を完全に切り離せる。ロックを片側だけ外せば、左右どちら側からでも開閉できるなど、部屋のスペースを有効活用しやすい。
洗面用具などをまとめておくのに便利なのが、「ポリエステル吊して使える洗面用具ケース」(無印良品)。ファスナーを開いた状態で洗面所のタオル掛けなどに下げておけるので、限られた空間を有効活用できる。必要なものを取り出しやすく、片づけも簡単だ。
予期せぬ気候の変化に対応するには、上着と傘を持ち歩きたい。「フーディニ・ジャケット」(パタゴニア)なら100g程度と軽いうえ、丸めれば手のひらサイズになる。折りたたみ傘「ポケフラット」(シューズセレクション)は、薄さ2.5cmでスーツの内ポケットに入る。いずれも軽く、バッグ内の空間に余裕を生むので、旅が身軽になる。
蓋と底を完全分離して置けるスーツケース
実勢価格8万1000~9万1800円(税込み)
上下左右4方向に開くスーツケースとしてヒットした「プロテカ360」の新モデル。開閉機構がファスナーだった360とは異なり、密閉性が高く頑丈なフレーム式を採用した。開閉方向は左右の両開きだけになったものの、スーツケースとして世界で初めて、蓋を完全に外せるようになったのが特徴。蓋側と底側を分離させれば、クローゼットと机の横に分けて置いたりできるので、ホテルの部屋のスペースを有効活用できる。
驚きの軽さのアウトドアジャケット
実勢価格1万4040円(税込み)
丸めれば手のひらサイズになり、しかも僅か100g程度と軽い。このため、着ても持ち歩いても、重さがほとんど気にならない。胸ポケットに詰めてポーチ状のままバッグに入れておき、気温が下がったときなどに着るといい。耐水性があるので、にわか雨をしのぐのにも使える。素材は薄手のナイロンなので、柔らかくてフィット感があった。
薄くて伸縮性ある機内ポーチ
実勢価格4212円(税込み)
飛行機内で必要なものを、ひとまとめに収納できるグッズ。前席背面のフックに下げておけるうえ、薄いので場所を取らない。伸縮性のある素材なので、デジカメなど厚みのあるものも難なく入った。ポケットは大小合わせて4つ。イヤホンなどの小物も整理しやすいので、必要なものをさっと取り出せるうえ、忘れ物もなくなりそうだ。
開いてつるせば中身が一目瞭然の洗面用具入れ
実勢価格1500円(税込み)
洗面用具をコンパクトに持ち運べるポーチ。広げれば中に何が入っているかわかりやすく、フックでタオル掛けにつり下げておけば置き場所に困らない。ポケット内のゴムバンドで中身を固定すれば、持ち運び時に中身が散らからない。しっかりした作りで形崩れしにくいのも強みだ。
騒音だけをシャットアウトする耳栓
実勢価格3980円(税込み)
ジェット機のエンジン音など、特定の周波数の騒音を低減するように設計された耳栓。機内アナウンスや会話は聞こえる仕組み。気圧の変動による耳の不快感や痛みを和らげる効果もあるという。素材は軟らかくフィット感があった。
ポケットにも入る極薄折りたたみ傘
実勢価格756~1080円(税込み)
折りたたみ傘として十分な強度がありながら、厚さ2.5cmと非常に薄く、バッグのポケットなどにも収納しやすいのがポイント。重量は170g前後で、薄い折りたたみ傘としては最軽量クラスだ。薄さと軽さ、強度を兼ね備えた点で、旅行用の傘として最有力になる。
必要なときにカップでお湯が沸かせる湯沸かし器
実勢価格6150円(税込み)
手のひらサイズのモバイル湯沸かし器。水を入れたカップをセットして電源を入れると、棒状のセラミックヒーターが加熱して数分で湯が沸く。海外の格安ホテルなどで電気ポットがないときでも、部屋でコーヒーや茶を手軽に飲める。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2016年7月号の記事を再構成]
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