梅雨空でも安心、防水性能で選ぶアウトドアバッグ
近年のアウトドアブームにより、タウンユースにも適したアウトドア仕様のバックパックやショルダーバッグが各社から数多く登場している。今回は梅雨時期にも活躍する防水アイテムのひとつとして「防水バックパック」を取り上げる。
軽くてタフで雨に強いミリタリー仕様のバックパック
来年で誕生から40周年を迎える、カリフォルニアのアウトドアバッグ専門ブランド、グレゴリー。快適な背負い心地と革新的なデザインで、アウトドアシーンのみならず、ファッション界からも支持されている。特にフィッティングにこだわりがあり、背負っていても動きやすい点も人気の理由だ。
数あるラインアップのなかで防水機能からのオススメは、このところ注目を集めるミリタリー仕様のモデルだ。
スピアシリーズの「ハードコア」は、ミリタリーテイストを随所に盛り込んでデザインされた、スリムなバックパック。そもそもスピアは過去に米軍に制式採用されていた「スピアパック」と呼ばれるモデルの設計コンセプトを踏襲したシリーズで、激しい動作にも対応し、動きを妨げることなく身体にしっかりフィットするのが特徴。重さは約385グラムで容量は約12L。ハイキングなど身軽に楽しみたいアクティビティにも、ピッタリなサイズだ。
ロールアップ式の防水バッグ内蔵
2010年にサンフランシスコで設立されたボレアスは、アウトドアシーンを想定して作られた機能性に加え、既成概念にとらわれない自由で未来的なデザインが個性的な、新進気鋭のアウトドアブランドだ。
なかでも梅雨時期などに効果を発揮するのは、高い防水性を実現したモデル「エコー」だ。ボレアス独自の細やかなディテールが際立った、軽量なバックパックだ。
開閉部にボレアス独自のロールアップ式ドライバッグを本体に内蔵し、水の侵入をほぼ完全に防止。本体の内部にノートPC対応ポケットが付いているのも便利だ。また、使用頻度の高いスマートフォンや財布の収納に役立つトップ部分にも防水ポケットを採用するなど、二重・三重の防水対策がなされている。
つなぎ目がないPVCフリー素材を使用した2ウエイ仕様
素材選びから製法まで、徹底的に防水にこだわるメーカー、シールライン。パーツの取り付け部分や、ブランドの代名詞でもあるPVC(合成樹脂)素材の接合部分を高周波溶着(シール)加工することで、つなぎ目をほぼゼロに。製品はどれも、致命的な傷や穴がない限りほぼ100%の防水性能を発揮する。
ウオータースポーツを中心としたアクティビティー向けのアイテムが充実しているブランドだが、タウンユースとしてオススメなのが「アーバンショルダーバッグ」だ。手持ちバッグとして使えて、ショルダーバッグと、2通りの使い方ができる。本体上部のフラップを長めに設定することで、雨の侵入防止機能がさらに高まる。
(ライター 長浜優奈、中澤範龍)
[日経トレンディネット 2016年5月30日付の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。
関連企業・業界