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5月下旬から、英語能力試験「TOEIC」の出題形式が10年ぶりに変更されたことをご存じだろうか。企業のグローバル化が進むなか、TOEICは就職を控えた大学生やビジネスパーソンにとって最大の関門の一つになっている。新TOEICはどのように変わったのか。攻略法はあるのか。受験力アップトレナーとして知られる「ヒロ前田」こと前田広之氏に新TOEICの傾向と対策を聞いた。

 ■新TOEIC、設問それ自体の変更は10%

――大企業中心にTOEICのスコアを入社や昇進の基準とするところが増えています。

TOEIC受験トレーナーのヒロ前田氏

TOEIC受験トレーナーのヒロ前田氏

「ある大手総合商社では入社前ではありませんが、入社3年内に700点以上をとらなくては昇進は難しくなり、商社マンとして"失格"の烙印(らくいん)を押されるといいます。TOEICの受験数は2015年度で250万人といい、平均点は990点満点で約580点です。企業や職種、職位によっても違いますが、600点、730点というのが、突破したいスコアの基準となっているケースが多いですね」

――TOEICの問題は、どのように変更されたのですか。

「実をいうと、設問自体は200問中の10%程度が影響しているぐらいなんです。リスニングセクションでの3人以上の会話や3つの文章を理解する設問、チャット形式の設問リスニングと図表を関連付けて解答する設問など、フォーマットの変更は大きいように見えますが、問題全体の難易度が上がったというよりも、交流サイト(SNS)上の英語でのやり取りとか、より今風の出題形式となりました」

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