荷物運びも楽々 アウトドアにはキャリーワゴン
天気の良い週末はちょっとしたバーベキューから本格キャンプまで、アウトドアに出かけたくなるものだ。アウトドアブームもあって、ウルトラライト・アウトドアギア(ULアウトドアギア)や、ソロキャンパー(一人キャンプ)向けの製品など、アウトドアアイテムの細分化が加速している。
ビジネスパーソンとしては手ごろな製品から高級品まで、アウトドア道具にはつい手が出てしまうもの。初心者なのに気づいたら道具がどんどん増えていて……という人も多そうだ。
となるといざ出かけるときに大変なのが持ち運び。車で行ったとしたって、駐車場からバーベキュー場やキャンプ場、ビーチなどまで、運搬は楽ではない。そんな苦労を軽減してくれるのがキャリーワゴンだ。いやいやそんな大げさな……などと思っていても、使ってみたら、あれもこれも載せられて便利、となるはずだ。
今回はアウトドア系ブランドが手掛ける、こだわりのキャリーワゴンを紹介しよう。
耐荷重約100kg、圧倒的な大きさでずばぬけた運搬力
2016年2月にスタートした新進気鋭のアウトドアブランド「アウトプットライフ」。立ち上げから数カ月で早くもアウトドア雑誌での誌面掲載、人気野外フェスティバルへの参加など、確実に知名度を上げている注目ブランドだ。"家にあるインテリアを外に持ち出そう"というコンセプトを軸に、機能的かつデザイン性に富んだアイテムを提案している。そのなかでもひと際目を引く存在感抜群な「グランデキャリーワゴン」は、ずばぬけた運搬力が特徴のキャリーだ。
約100kgの重さに耐え得るタフさと幅90×奥行き116×高さ115.5cmという、今回紹介する3種類のなかで最も大きなサイズが特徴だ。
これ一つあれば、キャンプ道具も一度に運べ、搬入時間の短縮にも一役。安定感のある大きな前輪と小回りの利く小さい後輪が、舗装されていないキャンプ場での走行をしっかりとサポートしてくれる。
またカーゴ内には2つの水抜き用の穴が設けてある。なお使わない時には簡単に折りたためて、しかも車輪も取り外せるのでクルマで運ぶ時はもちろん、自宅で保管する時にも便利だ。
なお、いくら大きくて丈夫だからといって、くれぐれも人や動物を載せないようにしよう。
使い方は無限大。積み重ねられるベルトコンテナ
1901年に米国で創業以来、100年以上アウトドアギアについて考え、追究してきたコールマンだからこその、老舗らしい提案が「ベルトコンテナ」だ。数あるキャリーの中で、とてもシンプルなデザインは異色なのだが、使いやすさには定評がある。
サイドパネルを内側から押し広げるだけで簡単に組み立てられ、複数を重ねて収納することも可能。軽量なポリプロピレン素材を使用しているため、女性でも楽に持ち運べる。また、本体には強固なショルダーベルトが付いているので、運搬中に両手がふさがらないのもうれしいポイント。
収納時は大きい方でも高さ約6センチとコンパクトなので、常に愛車の積載スペースに乗せておいても場所を取らない。アイテムは各サイズ、レッドとグリーンの2色展開
転がしても、肩から掛けてもOK
アウトドア初心者でも気楽に取り入れられる、ユニークでリーズナブルなアイテムを提案するブランド、ドッペルギャンガーアウトドア。アイテムはどれも、"アウトドアは手間とコストがかかる"というイメージを一掃する、安くて扱いやすいものばかりだ。キャリーワゴンも例外ではない。
重たい荷物を載せてキャリーとして移動することはもちろん、階段などの段差があるときはボストンバッグのように抱えることも可能。状況に合わせて使い方を柔軟に変えられるデザインが特徴。ワンタッチ組み立てが可能な折りたたみフレームを採用しており、不安定な道でも安心な大型のノーパンクタイヤが標準付属する。
(ライター 長浜優奈、中澤範龍)
[日経トレンディネット 2016年5月19日付の記事を再構成]
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