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プロが明かす出世のカラクリ

飲みに行く相手にあなたの価値は表れる 出世する人は人事評価を気にしない(7)

2016/7/2

PIXTA

第2のキャリアを設計する(中)

◆専門性とつながりの「新しい使い道」を考える

 棚卸しが一段落したら、あなたの専門性を列記してみよう。

 先ほどの例(前回参照)に沿えば、あなたの専門性は次のようになる。

「対人コミュニケーション」
「契約のクロージング」
「地域に密着したマーケティング」
「顧客情報のフィードバック」

 これらの専門性は、あなたの中に存在するが、それを使う対象は限られていることだろう。そこで、次のように考え方をふくらませてみよう。

対象を変えることはできるか?:既存顧客、新規顧客以外への使い道はあるだろうか? 例えば、社内の他部署とのつながりで活かせるか? 取引先との間で活かせるか?
誰かに伝えることはできるか?:部下や同僚だけでなく、上司や顧客に伝えることはできるか?
組織化することはできるか?:個人としての専門性から、組織としての専門性に昇華させることはできるか?

 このように考え方をふくらませていけば、そこに新しい職務が見えてくることがある。それこそがまさに、次の章で示す、新たなプロフェッショナルとしてのキャリアの一つだ。社会人としてのキャリアを積んでくると、どうしても自分の専門性を自分だけのものにしたくなる。それ自体は決して悪いことではないが、これをきっかけに発想をふくらませてみよう。そうすれば、自分のできることが意外に多いことがわかる。

◆ある人事課長のキャリアの棚卸しから新しい課が生まれた

 とある会社での、人事課長の例を示そう。

 その会社の人事課には2人の課長がいて、専門性においても特に差がないように見えた。やがて人事改革を進める中で組織再編の必要性がクローズアップされてきた。少なくとも、人事課に複数の課長がいることはおかしい、と指摘されたのだ。

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