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リーダーのマネジメント論

2016/6/7

リーダーのマネジメント論

「こうした施策もうまくいき、6期連続で右肩上がりで伸びている。例えば機械分野。もともとは年間、数十億円の最終利益だったが、2017年3月期計画は600億円と、大きく伸びている。かつては業績で給料が決まるから、儲かる部署とそうでない部署で部門長の給料は2倍もの差があった。弱い事業でも利益が伸びれば、こんな不公平もなくしやすいやろ」

「学校でも出来る人間と出来の悪い人間を一緒のクラスに入れたんじゃ駄目。クラス分けが必要や。出来る人間には難しいカリキュラム、出来の悪い人間には優しい問題で底上げを図るのが良い。伊藤忠でも同じことを実行したんや」

リーダーは失敗に学ぶといいますが、教訓になるような失敗の経験はありますか。

「商売上の大きな失敗は幸いなことにあまりない。一番大きな失敗は、上司や取引先にきちんとあいさつしなかったことやな。恥ずかしいから、軽く会釈はするが、相手に気づいてもらえなかったり。これで何回も損をしている」

「30歳ぐらいの営業マン時代、年末の集金に顧客を回ったら、そこの社長さんが僕を見ていたのに、きちんとあいさつをしなかった。その後、その会社から電話がかかってきて『社長がカンカンに怒っている。もう岡藤からは一切買わん』と言われてしまった。慌ててもう一回、会社に出かけて、『すんませんでした』と社長にひざまづいて謝ったら、許してもらえたけど。だから社員に対しては、相手が見ていようが、見ていまいが、あいさつせい、と言っている。印象は絶対に良くなるし、安いもんや」

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