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高速化したMacBook、iPadと2台持ちで2in1代わり

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アップルが薄型軽量のノートパソコン「MacBook」をマイナーチェンジした。最新のiPhoneと同じローズゴールドの華やかなカラーを追加したのが目玉だが、CPUやSSDの変更で処理の高速化を図ったり、バッテリー駆動時間を最大10時間に延ばしたりと、モバイルノートPCに求められる改良を着実に施した点も見逃せない。

Windowsでは、近ごろ2in1タイプのモバイルノートPCが人気を集めている。「ノートPCとタブレットの使い方がこれ1台でできる」という利便性が受けているからだ。日本マイクロソフトのSurfaceシリーズのように、2in1の定番として人気を集めるブランドもある。「MacBookも2in1スタイルであればどれだけ便利だろうか……」と考える人も少なくないだろう。

そこで、あえて2in1の逆を行く「MacBookとiPadの2台持ち」で、2in1のような使い心地を手に入れてみよう。スムーズな手書きや充実したアプリなど、iPadならではのメリットを生かすことで、Macがより便利に使えるようになる。MacBookは軽く、iPadと合わせても重量は多くのモバイルノートPC並みに抑えられるので、2台持ちも無理ではない。1台ですべてをまかなうよりは、2台持ちのほうが柔軟に使える部分もある。MacBookの改良点や課題をチェックしつつ、どのように便利になるかを試した。

処理性能はMacBook Proに迫る

まずは、MacBookの基本的な部分や改良点を見ていきたい。本体を手にすると、アルミニウムの一枚板を削り出して生成した極薄&軽量ボディーはよくできていると改めて感じさせる。剛性感と高級感を兼ね備えているだけでなく、ちょっとボディーをこすってもキズが付きにくい点も、日々の持ち歩きに不安や不満を感じさせない。ローズゴールドのボディーカラーが新たに加わったことでiPhone 6s/6s PlusやiPhone SEと4色のカラーがそろい、色を合わせられるようになったのは素直に喜ばしい。

優れた可搬性だけでなく、メインのノートPCとしてソコソコ使える実力を持っている点も評価できる。最新世代のCPU「Core m3」(試用機は1.1GHz版、メモリーは8GB)の処理性能が高いことに加え、SSDが高速タイプに置き換わったことで、全般に動作は快適でストレスはあまり感じない。8GBのメモリーを搭載するMacBook Pro 13インチモデル(Late 2013、Core i5 2.4GHz)を用意し、RAW現像ソフトで同じ写真を100枚現像して処理速度を比較してみると、MacBookの処理時間は15~20%ほど余計にかかるにとどまった。CPUの改良に加えてSSDも高速化されたことが、MacBookのパフォーマンス向上に貢献したと考えられる。

これほどのパフォーマンスながら、ファンレス構造はしっかり継承しており、RAW現像などの重たい処理を実行しても耳障りなファンの音が発生しないのは快適だった。モバイルノートのなかには、甲高いファン音を響かせる機種が少なくないので、この点は高く評価したい。負荷のかかる処理を続けるとキーボードの上部や底面がやや熱くなるが、触っているのが不快になるほどではなかった。

キーボードやUSBの不満は、サードパーティー製の機器で解消

キーボードは従来と同じで、人によって評価は分かれるはず。キートップの面積が大きくてキーとキーのすき間が狭いので、MacBookシリーズを使い慣れた人だと隣接するキーに指が触れてイライラする場合もある。そこでお薦めなのが、PFUの「Happy Hacking Keyboard Professional BT」(以下、HHKB-BT)などのBluetoothキーボードを使うことだ。iMacやWindowsパソコン、iPad、iPhoneで同じ1つのキーボードが使い回せるので、デバイスに応じてキーの違いに気を配る必要がなくなるのがとてもありがたい。日本語配列のMacBookに英語配列のHHKB-BTを接続しても、それぞれのキーボードの配列で問題なくタイプできた。「MacBookは日本語配列のキーを買ったが英語配列で入力したい」という場合でも対応できる。

一般的なUSB端子がなく、小型化されたUSB Type-C端子が1つしかないのはやはり使い勝手が悪い。初代モデルの登場から1年が過ぎ、サードパーティーからもUSB3.0対応ハブなどの機器がある程度は登場したものの、製品数はまだ多くないうえに価格は全般に高め。何より、本体にUSB端子があるとないとでは使い勝手は大きく異なる。USB Type-C対応機器の充実まで、もう少し辛抱する必要がありそうだ。

SDカードスロットがない点も同様に使いづらさを感じさせるが、サンディスクの「コネクト ワイヤレス メディアドライブ」などWi-Fi(無線LAN)経由で読み書きできる機器がある程度充実しているので、そちらを利用するのがよい。iPadやiPhoneでも利用できる。

iPadとの2台持ちでいろいろ便利に使える

MacBookは、クラムシェル構造のボディーや、タッチ操作には対応しない液晶パネルなど、伝統的なノートPCのスタイルを採用する。ただ昨今は、日本マイクロソフトのSurfaceシリーズに代表される「ノートPCとしてもタブレットとしても使える」2in1スタイルのノートPCが主流になりつつある。キーボードを装着すればノートPCのように長文の入力も快適にでき、取り外せばピュアタブレットのように使えることで、「1台でノートPCとタブレットのいいとこ取りができる」という点が評価されているのだ。

2in1のノートPCは使い勝手がよく、魅力的な存在だ。だが、MacBookと手持ちのiPadの2台を持ち歩いて状況に応じて使い分けることで、2in1ノートに近い使い方が可能になる。例えば、メールでPDFファイルが添付されてきた場合、メールをMacBookではなくiPadで開いて「マークアップ」の機能を使えば、PDF上に手書きで指示を書き加えたうえで返信できる。文章だけで指示するよりも直感的で、間違いも少なくて済む。Apple Pencilが使えるiPad Proでなくても、一般的なスタイラスペンがあればiPadでも文字を書き込むことは可能だ。

MacBookとiPadの本体形状や重量の違いが大きいことも、双方の使い分けのメリットが生きる点といえる。十分なスペースがあるカフェなどでメールの送受信をしたい場合はMacBookを使えばよいが、混雑した電車内で立ったまま電子書籍を読みたいときにMacBookは適さない。そういう場合にはiPadを取り出せばよい。iPadは2in1ノートPCよりも断然小さく軽いので、より多くのシーンで活用できるはずだ。

iOSはOS XやWindowsよりもアプリが格段に充実しており、さまざまな便利なアプリが利用できるのも2台持ちのメリットといえる。新幹線での移動中などにちょっとした息抜きをしたい場合、多彩なゲームが楽しめるiPadは頼もしい相棒となるはずだ。

iPadをMacの2枚目のディスプレイとして利用するデュアルディスプレイも、iPadがあれば可能になる。MacBookの内蔵ディスプレイは高精細とはいえ、複数のウインドウを開いての利用は作業の効率が悪くなるうえ、パネルサイズが小さいので目が疲れる。デュアルディスプレイならば、よく使うウインドウをそれぞれの画面で大きく表示できるので、より快適に使える。USB Type-Cへの変換ケーブルが必要になるが、Lightningケーブルで接続する「TwomonUSB」(1200円)は動きもスムーズでストレスなく使える。

「1台2役」ではなく、柔軟性の高い「2台2役」もいい

「ノートPCとタブレットの両方を持ち歩くのは現実的ではない」と考えがちだが、MacBook自体が軽いので、意外にも重量は多くのモバイルノートPC並みに収まる。MacBookの重さは約920gで、iPad mini 4は約298.8g(Wi-Fiモデル)、9.7インチ iPad Proは約437g(Wi-Fiモデル)。MacBookをiPad mini 4と2台持ちした際は約1.22kgで、各社の低価格モバイルノートPC並み。9.7インチ iPad Proとの2台持ちでも約1.35kgで、ちょうど13インチのMacBook Airと同等になる。それぞれのケースやカバーを考慮するともう少し重くなるが、2台持ちも現実的にできる重さといえる。

MacBookの購入を検討している人は、すでに何らかのiPadを持っている割合が高いはず。MacBookはいろいろ物足りない面や不満があるものの、軽さを生かしてiPadを巻き込んだ「2台2役」で併用することで使い勝手が高められる。「すべてを1台で」にこだわらず、柔軟性の高いモバイル生活を楽しんでみるのもよいだろう。

(日経トレンディネット 磯修)

[日経トレンディネット 2016年5月18日付の記事を再構成]

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