「超おちこぼれ」が身につけたハングリー精神のわけ健康コーポレーション社長 瀬戸健氏(上)

有名人を起用したテレビCMが評判の会員制パーソナルトレーニングジム「ライザップ」。運営している健康コーポレーションは、2016年3月期の連結売上高約554億円と業績も好調だ。明治大学を中退し、弱冠24歳で起業した社長の瀬戸健氏はどのような人物なのか。

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子供のころは”超おちこぼれ”でした。今でも覚えているのは高校生の時、担任の先生が「世の中、バカな奴が成功するんだ」と言ったら、みんなが「瀬戸や!」って笑ったんですね。普通なら腹が立つ話かもしれないんですけれど、僕は全然、嫌じゃなかったんです。バカも一つの個性だ、くらいに思っていました。

パン店の末っ子に生まれる

僕は1978年、福岡県北九州市に生まれました。3人きょうだいの末っ子で、実家はパン店を営んでいます。と言っても、ガラスケースにパンが並んでいて、パートのおばちゃんが1人いるような小さな店。軒先にはインベーダーゲームのようなゲーム機が1台、ぽつんと置いてありました。

健康コーポレーション社長の瀬戸健氏

商売人の息子だから、お小遣いはなし。欲しい物があれば家の手伝いをして自分で稼ぐしかありません。子どもの頃からよく、店のパンを50円で仕入れ、近くのホテルに営業したりしていました。仕入れと言っても、売れた分だけを支払います。残った利益が僕のお小遣いになりました。

貯めたお小遣いで当たりが出るおもちゃを買います。ひとしきり遊ぶと飽きますよね。やってみると、だいたい100回に1回くらい当たりが出るな、というのもわかります。それを元に1回100円の設定にして店先に置きました。そうすると1日10人くらいがそれで遊んでくれるから、1日あたり1000円くらいの売り上げにはなる。

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