まるで「辞書カメラ」 単語撮影で意味を表示
単語を撮影すると、その意味を画面に表示してくれるワードリーダー。日本語だけでなく英語や韓国語、中国語といった言語も翻訳して表示する(図1)。辞書を本体に搭載しており、ネットがない場所でも利用できる。
本体は手のひらサイズなので、持ち運びしやすい。操作ボタンはすべて本体右側に配置されており、右手だけで操作できる(図2)。
意味を調べるときは、背面のカメラで単語を撮影するだけだ。撮影した単語はすぐにOCR処理され、文字として認識し意味を表示する。単語だけでなく、文章を撮影しても文字を認識する。ただし、その場合は文章ではなく個々の単語ごとに認識されるため、撮影後に意味を調べたい単語を選ぶ必要がある(図3)。
読み取る言語や、意味を出力する言語は、撮影前に事前に設定する必要があるが、撮影するとすぐに文字を認識し、単語の意味を表示できるのは面白い。OCRの精度はかなり高く、今回試用した限りでは文字の誤認識は一度もなかった。
背面にLEDライトを搭載しており、手元を明るく照らせる。消灯後の飛行機内やタクシーの車内といった暗い場所でも利用できるので便利だ(図4)。電源は単4形のアルカリ電池かパナソニック製の充電池「エネループ」を利用する(図5)。旅行中でも入手や交換がしやすいので安心だ。
(ライター 田代 祥吾)
[日経PC21 2016年7月号の記事を再構成]
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