米国のビジネススクールに入るためには、英語力とビジネスの経験が必要だと考え、大学卒業と同時に、当時米カリフォルニア州にあった日本交通の関連会社に就職。働きながら、留学の準備を進めました。ただ今振り返れば、仕事といっても、周りから見ればしょせん「オーナーの息子のご遊学」。仕事の厳しさは、経験できませんでした。

2年後、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院に入学した。

せっかくビジネススクールに行くなら、やはりトップ校に行きたい。そう思い、当時、全米1、2位の評価を受けていたノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院を第一志望にしました。

チームワーク重視の校風も自分の好みでした。ケロッグは、チーム作業こそが現実のビジネスの姿に近いとの考えから、授業でも、数人でチームを組んで課題に取り組むグループワークを重視しています。入学試験でも、普通のビジネススクールではまずやらない、志望者全員に対する面談を実施。この人となら一緒に働きたい、一緒にビジネスをやりたいという視点で、志望者をふるいにかけるのです。当然、最低限の学力は必要ですが、そこから先はパーソナリティーを重視するのが、ケロッグの方針です。

授業はイメージ通りでした。グループワークでは、まず何よりも、自分がチームに貢献するんだという姿勢を持つことが非常に重要だということを学びました。常に献身的に働けば、自分に対するクラス全体の評判が高まり、別の授業で新たにグループを作る時に、みんなから声が掛かります。逆に、チームの和を乱したりする人は、なかなか声が掛からず、チームを作るのにも一苦労。セルフブランディングは大切だと実感しました。

やればできるという自信が付いた。

イメージと違う点もありました。入る前は、ビジネススクールは勉強するところだと思っていましたが、実際に入ってみると、それだけではないということがわかりました。勉強も大切ですが、それと同じくらい学生が力を入れるのが、就職活動。みんな転職するためにビジネススクールに来ているので、中には、授業をさぼってでも採用面接を受けに出掛ける人もいます。もう一つ大切なのが、授業外の自主的なクラブ活動、俗にソーシャルと呼ばれているものです。

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