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ケンウッドのドラレコ 高精細映像と多彩な機能で人気

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日経トレンディネット

JVCケンウッドの「DRV-610」(2万2000円)は、高画質で録画できるドライブレコーダー(ドラレコ)だ。2016年3月の発売直後から価格表示サイトなどで注目を集めている人気機種だ。

他のドラレコと比べて、撮影解像度が高く映像が綺麗だ。ドライブレコーダーの多くの解像度はフルHDだが、DRV-610の解像度はフルHDより高い。

DRV-610は常時録画機能はもちろんのこと、加速度センサーを利用したイベント撮影や、短時間の駐車録画など、録画機能も豊富。前方衝突警告、車線逸脱警告、発信遅れ警告など、ドラレコとしては珍しい運転警告機能も備える。

細かい文字も鮮明に記録

まず最初に注目したいのは、撮影機能の充実ぶりだ。撮像素子は340万画素。映像の撮影解像度は1296P(2304×1296ドット)と1080p(1920×1080ドット、フルHD)の2種類から選べる。近年のドラレコは撮像素子が200万~300万画素、撮影解像度はフルHDが主流だが、それよりも画素数が多く解像度が高い。ナンバープレートや道路標識の文字などを鮮明に記録できる。

レンズも開放絞り値(開放F値)がF1.8と明るく、レンズの画角も対角141度、水平121度、垂直59度あるので広範囲を撮影できる。特に横の画角が広いので、側面前方や交差点での左右の状況などが録画データから確認しやすい。

このほか、明るい部分は通常通り撮影しつつ、暗い部分は明るく補正してくれるWDR(ワイドダイナミックレンジ)撮影機能を搭載しており、逆光やトンネルでの撮影に強いほか、ドラレコが苦手としている、LED信号の撮影にも強いのも特徴だ。

また、DRV-610は加速度センサーやGPSを搭載しており、車の速度や位置情報も映像と一緒に記憶できる。本体にはmicroSDカードスロットが2個あるので、データ管理がしやすくて便利だ。

両面テープで簡単に取り付け

DRV-610の取り付け方法を見てみよう。

ドラレコは本体にすべての機能を備えたワンボディー型、本体とレンズが分離したセパレート型、ルームミラーに取り付ける「ミラー一体形」の3種類があるが、売れ筋はワンボディー型だ。DRV-610もワンボディー型だ。

取り付けるときは、可動式で本体の向きを自由に動かせる付属の器具を使い、フロントガラスなどに両面テープで取り付ける。取り付け後は撮影範囲が調節しやすく、取り付け器具も本体から簡単に取り外しできるので、駐車中は車内のダッシュボードの中や小物入れの中に隠しておけるのがよい。

電源は付属の変圧器付き電源ケーブルを使い、シガーソケットから給電する仕組みだ。この電源ケーブルは自動車のシガーソケットで多く使われている12Vタイプのほかに、トラックやバスといった大型車の24Vタイプにも対応している。本体の電源端子はMiniUSB端子なっており、USB電源アダプターやモバイルバッテリーをシガーソケットに取り付けて利用できる。

また、本体には、小型バッテリーを搭載しており、本体のみでの動作も可能。動作時間は15分間と短いが、本体設定や録画データの再生といった簡単な操作であれば、いちいち給電しなくてよいので便利だ。

高解像度の映像でLED信号にも対応

ドラレコは、一般的にLED信号の撮影が苦手なもの。LED信号をドライブレコーダーで撮影すると、信号機が激しく点滅するか、消灯状態で記録される。これはLED信号が目に見えない周期(東日本は100回/秒、西日本は120回/秒)で激しく点滅を繰り返すためだ。だが、DRV-610の場合、録画フレームレートを27.5枚/秒にし、信号機の周期とずらすことで綺麗に撮影できるようになっている。

録画データはmicroSDカードに保存する。パッケージには16GBのmicroSDHCカードが付属しており、別途microSDカードを買う必要は無い。この付属の1microSDHCカードでは、1296P録画モードで常時録画は最大1時間20分間、イベント録画は10分間も撮影できる。もちろん、別のmicroSDカードとの交換も可能で、最大128GBのmicroSDXCカードを利用できる。128GBのmicroSDXCカードを使うと、録画時間は最大で11時間40分にもなる。

DRV-610の面白い点は、microSDカードスロットを2個備えているところだ。撮影用とは別のmicroSDカードを用意すれば、ドラレコの本体だけで録画データを別のmicroSDカードにコピーでき、ドライブレコーダーから録画データを取り出すときに便利。また、録画用のmicroSDカードを取り出す必要がないため、microSDカードを挿し忘れによる録画ミスも防げる。

一般的な動画プレーヤーで再生可能

録画データはH.264で圧縮されたMP4形式のファイルで記録される。Windowsの場合、メディアプレーヤーなど一般的な動画プレーヤーで再生可能だ。

また、H.264形式の動画再生に対応したスマートフォンやタブレットでも録画ファイルを再生できる。試しに「Xperia Z5」や「Nexus 7」にDRV-610で録画したファイルをコピーし標準動画プレーヤーで再生したところ、コマ落ちせずに再生できた。

撮影した動画は、「KENWOOD ROUTE WATCHER」というパソコン用の専用ビューアーでも見られる。このソフトでは、カレンダーから録画した日時を選ぶと、その日に撮影した録画データが時間順に並び替えられ、目的の場面を探しやすくなる。

また、このソフトで再生すると、撮影時にGPSで取得した位置が動画再生の状態と合わせてGoogleマップ上に表示されるため、走行した場所を特定しやすい。このほか、加速度センサーによる車の状態を表示、画像の切り出し、YouTubeやFacebookへアップロード、GPSデータの出力機能(KML形式)があり、ネットと連携しやすいのが特徴だ。

撮影した動画はDRV-610本体でも再生可能だ。2.7型のディスプレーを搭載しており、常時録画中は記録中の画面と時間、GPSの受信状況、GPSが取得した速度などが表示される。

ドラレコとしては画面が大きいので、事故現場ですぐに状況を確認したいときに便利だ。画面の発色はよいので、直射日光があたる明るい場所でも見やすかった。

多彩な録画機能

DRV-610の撮影機能は常時録画機能のほかにも多くの機能があり、手動録画、イベント記録、駐車録画機能などを備えている。

常時録画機能はドライブレコーダーの電源がオンになると撮影を開始する機能で、エンジンを始動するだけで録画ボタンをわざわざ押さなくてもよいのは便利だ。

手動録画機能は、その名の通り録画ボタンを押して映像を記録する機能。常時録画中に録画ボタンを押すと、その部分は常時録画ファイルとは別のフォルダーに収納されるため、録画データを探しやすい。

イベント記録機能は、本体の加速度センサーが車の衝突や急激な速度変化を察知すると、そのシーンの10秒前からの動画を自動で切り出す機能。これも常時録画データと別のフォルダーで保存し保護される。常時録画の上書きによるデータの紛失が防げる。

駐車録画機能は、駐車後エンジンが停止したあとも録画を続ける機能。本体への給電が止まるか、もしくは車が5分以上停止したと加速度センサーが認識すると、撮影モードが駐車録画機能に切り替わって撮影するようになっている。ちょっと車を離れるときの監視に便利だ。オプションでオフタイマー付きの電源供給ケーブルも用意されており、それを使えば15分間以上の撮影もできる。

また、駐車録画機能は常時録画のほか、動体感知による撮影も可能だ。動体感知の反応はとてもよく、車の前で不審者のようにゆっくり音を立てずに歩いてみたが、しっかりと録画されていた。

使う場面を選びそうな警告音機能

動画の撮影機能のほかに、前方衝突警告、車線逸脱警告、発信遅れ警告の3つの警告音を鳴らす安全機能を備えているのも、DRV-610の特徴だ。これらの機能は初期設定ではオフになっているため、利用するには設定で有効にする必要がある。

前方衝突警告機能は、前方の車との距離が近づきすぎたときに警告音を鳴らす機能だ。前方車と衝突まで3秒という位置で、警告音が鳴る。都内の幹線道路でこの機能を試したところ、周りの車と同じような間隔で走行しているのにもかかわらず、警告音が鳴るという場面が多くみられた。また、この機能は時速5km以上で作動するが、渋滞中に時速5kmを超えるときには、警告音が頻繁に鳴った。場面や場所によってはお節介な機能とも感じる。

車線逸脱警告機能はその名の通り、車線から外れて走行した時に警告音が鳴る。時速60km以上の速度でのみ機能するため、一般道よりも高速道路で役に立つ機能だ。日中や夕方、深夜などあらゆる場面で試したが車線の認識精度は高く、ほとんどの場面で警告が発せられていた。ただし、車線を変更するときも鳴るため、頻繁に車線変更をする人には不向きだろう。

発進遅れ警告機能は、前の車が発進したのにかかわらず停車を続けたときに警告音を鳴らす機能だ。この機能を有効にして何度か交差点で居座ってみたが、警告音を聞く前に後ろの車にクラクションを毎回鳴らされたため、試すことができなかった。

音のよさに驚いた

次に画質を見てみよう。解像度が高いためか画質はかなり綺麗だ。逆光やトンネル出口といったドラレコが苦手とする場面でも綺麗に録画されており、街灯がない真っ暗な場所でも写りがよく、LED信号のちらつきも少ない。画角が広いので真横に並んだ車の車種やナンバーなども確認できた。

驚いたのは音のよさだ。ロードノイズや風切り音など、うっとうしく感じる音は録画データに全く入っていない。今回はオープンカーに取り付け、オープン状態でテストしたが、街中を走る限りは風切り音がほとんどしない。ウインカーの作動音やエンジン音、周囲にいる小鳥の鳴き声といった細かい音ははっきりと録音されていることからも、本体のマイクが優秀だということがわかる。

高画質&多機能なドラレコを求める人におすすめ

ここまでDRV-610を見てきたが、常時録画機能のほか、加速度センサーを利用したイベント記録機能や動体感知できる駐車撮影機能など、録画機能が豊富な点が魅力に感じた。撮像素子がドラレコとしては画素数が高く、高解像度で撮影できるためか、録画データの画質が綺麗だ。

また、microSDカードスロットが2個ついているため録画データを取り出しやすく、画像ビューアーも映像と場所の確認がしやすい点もよかった。ハイスペックモデルながら、価格は2万円前半と手ごろなので、高画質で多機能なドラレコを求める人にぜひおすすめしたい。

(ライター 田代祥吾)

[日経トレンディネット 2016年5月9日付の記事を再構成]

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