マネー研究所

人生を変えるマネーハック

牛丼、タクシー…意外なところで使える電子マネー 電子マネーをマネーハックする(5)

2016/5/30

今月は電子マネーの活用方法をマネーハックしてみました。最後に利用シーンについてもう一度整理し、今後の可能性も考え、まとめとしたいと思います。

というのも電子マネーの利用シーンがどんどん広がっているからです。電子マネーを無駄なく活用するためには、最新の情報をチェックしていく意識が重要になってきます。

■予算管理のために電子マネーの利用シーンを把握しよう

先週、電子マネーの使いすぎと支払時期のズレが家計を混乱させるリスクを指摘しましたが、それを回避するための方法として予算管理のアイデアを示しました。

しかし、予算を管理するためには、そもそもどれくらい電子マネーを使う生活なのか把握しておく必要があります。

電子マネーは日常生活の買い物のほとんどに利用できるようになりました。ほとんどすべてのコンビニやキオスクで電子マネーを利用できますし、ドラッグストアやスーパーマーケットのように日常の買い物をする場所の多くも電子マネーに対応しています。

先日、牛丼チェーンの吉野家に行ったところ、電子マネー対応(WAON=ワオン)になっていて驚きましたが、ファミリーレストランやファストフードのお店も電子マネー対応が進んでいます。

家電量販店の多くも電子マネーに対応しており、お店独自のポイントカードなどと合わせればポイントを両取りできます。

自分の生活圏で電子マネーを使うシーンを把握し、どれくらいの予算になるのか、定期的に見直していくといいでしょう。

■こんなところでも実は使える電子マネー

利用頻度は低いですが、電子マネーを利用できるシーンというのは意外なところで増えています。

タクシーの利用や、書店での書籍購入、紳士服ショップやメガネショップなど、購入金額の高くなるシーンで電子マネーを利用できる場合、ポイントを一気に確保できます。

ショッピングモールや駅ビルなども電子マネー普及が進んでいるエリアです。そのチェーン店が全体的に電子マネーに対応していなくても、駅ビル全体が電子マネー端末を推進しているため、入居する店舗は電子マネー決済ができることがあります。例えばJR系駅ビルのスターバックスなら、Suica(スイカ)で決済できるといった具合です。

クレジットカードの利用が原則であったネットショップの買い物でも少額の場合は電子マネーが使えることがあります。電子書籍のような数百円の決済には、クレジットカードより電子マネーが向いているように思えます。

今後も利用シーンはどんどん拡大していくことでしょう。無駄づかいは抑えつつ、現金よりも有利で便利な決済手段を生かしていきたいものです。

■もはや使わない選択肢はない電子マネー

電子マネーには新しい動きがあります。アップルは「Apple Pay」、グーグルは「Android Pay」といったモバイル決済の仕組みをそれぞれのスマホで普及させようと狙っています(国内では未導入)。

また、無料対話アプリLINEが「LINE Pay」を提供したり、Tポイントカードが「Tマネー」といった電子マネーのシステムを組み入れたりしています。

いずれも現金より便利な側面を持ち、今後ますます「現金より電子マネー」の動きは加速していくことでしょう。

今後も電子マネーの有効活用を考える「マネーハック」が必要になりそうです。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはITスキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔(やまさき・しゅんすけ) 1972年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。AFP、消費生活アドバイザー。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。所属は日本年金学会、東京スリバチ学会。近著に『お金が「貯まる人」と「なくなる人」の習慣』(明日香出版社)『誰でもできる 確定拠出年金投資術』(ポプラ新書)などがある。趣味はマンガ読みとまちあるき(看板建築マニアでもある)。Twitterアカウントは@yam_syun。ホームページはhttp://financialwisdom.jp

20代から読んでおきたい「お金のトリセツ」! (日経ムック)

著者:山崎俊輔
出版:日本経済新聞出版社
価格:1,000円(税込み)

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL