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イオンの格安SIM、豊富なプランとサポートが魅力

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大手携帯電話会社よりも割安な通信料金でスマホを使用できる格安SIMに、異業種からの参入が相次いでいる。2016年2月には、流通大手のイオンリテールが「イオンモバイル」のブランド名で格安SIMの提供を開始した。

イオンモバイルの最大の特徴は、高速通信に使えるデータ容量のプランの多さだ。月500MBや1GBの小容量をはじめ、最大では50GBという大容量まで、全部で11種類のプランが用意されている。月4GB以上の容量では、最大3枚までSIMカードが持てるシェア対応の料金プランも選べる。

また、全国200店舗以上のイオン店頭で、新規契約の受付や修理対応などのサポートが受けられるのも魅力だ。

実店舗を構えたり家電量販店にカウンターを設けたりしている格安SIMは他にもあるが、現状では東京や大阪といった大都市圏を中心とした展開にとどまっている。店頭サポートを期待するユーザーに当初から全国規模で対応できるのは、イオンモバイルの強みだ。

なお、イオンモバイルでは最低利用期間が定められておらず、いつ解約しても契約解除料が請求されない。ただし、電話番号を変えずに通信会社を乗り換える「携帯電話・PHS番号ポータビリティー」(MNP)制度を利用してイオンモバイルから転出する場合、契約から180日以内では8000円の転出手数料が請求される(181日以降は3000円)。

では、イオンモバイルは本当にお得なのか。料金プランやオプションサービスを他の格安SIMと比べながら、その長所と短所をチェックしてみよう。

料金プランの特徴は?

まずは、料金プランを見てみよう。以下の表は、イオンモバイルの料金プランを容量別に整理したものだ。

前述したように、イオンモバイルでは月500MBから50GBまで、データ容量別に11種類のプランが用意されている(ただし、データ通信SIM専用の「データプラン」では、一番少ない月500MBのプランは選べない)。

データ容量の区切りはやや変則的で、格安SIMで一般的な月3GBや5GBのプランは用意されていないものの、月4GBのプランの音声通話SIMが月1580円、月6GBの音声通話SIMは月1980円と、格安SIMの中では最安値となっている。データプランについても、月8GBのプラン(月額1980円)以上ではイオンモバイルが最安だ(2016年4月12日時点)。

最大3枚のSIMカードでデータ容量をシェアできる「シェア音声プラン」は、月4GBから50GBまで8種類の中から選べる。月額料金は音声プランより200~300円高く、例えば月4GBのプランでは1780円となる。2枚目以降のSIMカードが音声通話SIMの場合は1枚につき月額700円、SMS対応データ通信SIMなら月額140円の追加料金がかかる。

オプションサービスは標準的

イオンモバイルでは、格安SIMとして標準的なオプションサービスがそろっている。音声通話SIM向けの「留守番電話」(月額300円)をはじめ、高速通信用のデータ容量を節約できる高速通信のオン・オフ機能、余った容量の翌月繰り越しなどが利用できる。またデータ容量は、1GB当たり480円で追加購入できる(1カ月3GBまで)。

さらに、イオンモバイルとSIMフリー端末をセットにした格安スマホを購入する際、自然故障だけでなく破損時や水濡れ時にも新品と交換できる「イオンスマホ安心保証」(月額350円~、機種により異なる)に加入できる。

この安心保証のほか、スマホの使い方を質問できる「イオンスマホ電話サポート」(月額300円)、ウイルスチェックやストレージのクリーニング機能などを備えた「イオンスマホセキュリティ」(月額150円)、この二つをセットにした、「イオンスマホ安心パック」(月額500円~)も用意されている。

他社の格安SIMと比べると?

続いて、イオンモバイルと他社の格安SIMを比較してみよう。以下の表は、イオンモバイルと格安SIM大手の「OCN モバイル ONE」について、音声通話SIMにおける月額料金をデータ容量ごとに整理したものだ。

なお、OCN モバイル ONEにはデータ容量が毎日リセットされる日次タイプの料金プランがあるが、ここでは容量を30倍した値(1日110MBのプランは3.3GB、170MBのプランは5.1GB)を、1カ月相当の容量として記載した。

料金プランはOCN モバイル ONEが5種類なのに対し、イオンモバイルは11種類と選択肢が多い。データ容量が細かく区切られているため、必要な容量のプランを選択すれば、データ容量が余りすぎるのを防げる。

格安SIMで人気がある、データ容量が月3GBのプランを見ると、OCN モバイル ONEの月額料金は1800円(1カ月当たり3.3GBとなる1日110MBのプランは1600円)。イオンモバイルに月3GBのプランは無いが、月4GBのプランを1580円で利用できる。より安い価格で1GB多く通信できてお得だ。

他の容量もおおむねイオンモバイルのほうが安い。月12GB以上15GB未満のプランはOCN モバイル ONEが2500円と安いが、これらのプランは通信速度が最大500kbpsに制限される。他のプランとは横並びにならない。

弱点は「通話料」

イオンモバイルの弱点は、30秒当たり20円という従量制の通話料である。

例えば、データ容量が月4GBのプラン(月額1580円)を契約した場合、毎月2時間3分(1日当たり約4分)以上電話をかけると、auやソフトバンクで5分間通話定額プランを契約した場合の一番安いプラン構成(月額4900円)だけでなく、NTTドコモで通話定額を利用できる一番安いプラン構成(月額6500円)よりも高くなる。

イオンモバイルはお得なのか?

前述したように、イオンモバイルはデータ容量の選択肢が豊富な格安SIMだ。データ容量の種類が多いので、必要最低限の容量を選びやすい。

月額料金の安さも魅力だ。同じデータ容量が使えるプランを比べると、イオンモバイルはOCN モバイル ONEなど多くの格安SIMよりも安い。また、余ったデータ容量の翌月繰り越しや、データ容量を節約できる高速通信のオン・オフ機能も備わっている。そのため、データ通信をよく使うユーザーに広くおすすめできる格安SIMといえる。

一方、イオン店頭で受付や相談ができるサポート体制も充実している。アフターサポートが気になる初心者にもおすすめだ。

ただし、通話料は30秒当たり20円の従量制しかない。電話をかける機会が多いユーザーには、おすすめしづらい。

格安SIMでも通話をするため通話料金をなるべく抑えたいという人は、通話定額オプションを提供している「楽天モバイル」や、毎月1200円(通話発信60分相当)の無料通話分を650円で追加できるBIGLOBEの「BIGLOBE SIM」を選ぶのがいい。

料金プランが多いことも、見方によっては欠点と言える。月によってデータ通信の利用量が変わる人や、自分がどれくらいデータ通信を使うか把握していない人にとっては、選択肢が多すぎて悩ましい。必要なデータ容量がわからない人や、通信量が毎月変わる人は、利用したデータ容量に応じて月額料金が変動するFREETELの「FREETEL SIM」や、b-mobileの「おかわりSIM」が検討候補となるだろう。

(ライター 松村武宏)

[日経トレンディネット 2016年4月14日付の記事を再構成]

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