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大人女性も、ミニ丈に再デビュー

宮田理江のファッションラボ

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NIKKEI STYLE

欧米の大人の女性は年齢に関係なくミニ丈のスカートやパンツをまといます。脚を出すことにおじける日本人女性は珍しくありませんが、ミニボトムスを堂々とはきこなす姿は若々しさや自信を感じさせます。モード界では幼さを遠ざけ、節度を守った着こなしが相次いで提案されています。パリを代表する老舗メゾン「Dior(ディオール)」をお手本に、大人っぽいミニボトムスとの付き合い方をおさらいしてみましょう。

ミニ丈は脚の露出が増える分、ルーズに見せない配慮が欠かせません。きちんと感の高い正統派ジャケットを合わせると、カジュアルさを封じ込められます。ボトムスの見える面積を減らす感覚でジャケットをかぶせれば、ミニボトムスの主張を抑えやすくなります。それぞれが引き立て合うように、対照的な色味を選ぶのが上手な組み合わせです。

脚に必要以上の注目を集めないよう、目をひく小物類で視線を散らすのも賢いコーディネート。首に柄物のスカーフを巻いたり、インパクト大のバッグを添えたり。ポイントはウエスト近辺から遠い位置にアイキャッチーな小物を配するレイアウトです。大ぶりのボストンバッグは脚をほっそり見せるカムフラージュ効果もあります。爪先のとがったポインテッドトゥのシューズはレッグラインをシャープに演出してくれます。

ミニ丈を目立たせすぎないコツのひとつは、肌の露出スポットを分散することです。脚だけではなく、胸元やウエストにも程よい肌見せを取り入れると、脚が目立ちにくくなります。ボトムスより着丈の長いアウターを羽織れば、背中側からの視線をブロックできるうえ、丈違いのレイヤードが生まれ、脚が長く映ります。着姿に「長短」のリズムが出て、子どもっぽく見えにくくなるから、覚えておきたいコーデ技です。

色を統一するワントーン・ルックで整えると、ミニ丈でも上品な見え具合に仕上がります。とりわけ白は夏らしい清涼感を連れてきます。引き締め色の黒は素肌の透明感を引き出してくれるので、首周りや足元に投入するのが上手な使い方です。

いろいろとアレンジを工夫しても、やはり脚見せが気になる人は薄い布のボトムスを1枚重ねてみましょう。ミニ丈の上から透ける生地をレイヤードすると、下のボトムスがほんのりうかがえて、妖精ライクな着映えに。風をはらむタイプなら、涼やかなエアリー感も出せます。白と白、黒と黒の合わせが無難な選択。ボトムスをさりげなく透かし見せることによって、上品な色香を薫らせやすくなります。レースを生かしてロマンチックに見せる手もあります。着丈がコンパクトなトップスはウエスト位置を実際よりも高く見せます。透けて見えるボトムスのおかげもあって、レッグラインが長く伸びやかに映るスタイリング。トップスとボトムスで色のめりはりをつけるのも縦長演出に効果的です。

「非対称」を意味する「アシンメトリー」は夏ルックを退屈に見せないディテールとして脚光を浴びています。ミニ丈は裾の高さが横一直線だと、時に単調に映りがち。でも、着丈の正面側が短くて、背中側が長い「前後アシンメトリー」のデザインはドラマティックな着姿に導きます。正面から見ると、長く垂れた裾が脚の「背景」のようになって、ほっそり感を強調。背中側からは膝丈スカートのように見えるから、視線が気になりません。横からは裾レングスの違いが印象的に映り、華(はな)のある着姿に。360度からのまなざしを受け止めるシルエットです。ドレッシーなベルトでウエストをマークして落ち着いた雰囲気に。首にあしらったアクセサリーや、丸みを帯びたトップス裾も視線を引き込み、ミニ丈を目立たせすぎません。

パリの老舗「ディオール」はエレガンスを感じさせるフォルムでも名高いブランドです。ウエストで細くなった「フィット&フレア」はお得意のシルエット。それでいて、時代とともに進化を遂げているところが常に注目を集めています。レディーの気品を醸し出す服に加え、バッグや小物、化粧品、香水でも広く知られ、日本でも人気の高いブランドです。ダイアナ元英皇太子妃や、ジャクリーン・ケネディ元米大統領夫人といった貴婦人に愛されたエピソードでも有名です。

ミニ丈のスカートやパンツは軽やかな着映えが若々しい雰囲気や前向きな気持ちを印象づけます。ワイドパンツやマキシ丈スカートよりずっとコンパクトに見える点でもサマーシーズンの装いになじみます。視線をそらしたり、薄い生地をかぶせたりすれば、脚の見え具合を調節できるから、この夏はしばらくミニ丈と疎遠だった人も、トップブランドならではの提案を参考にミニ丈の「再デビュー」を試せる機会となりそうです。

画像協力:

Dior

http://www.dior.com/

宮田理江(みやた・りえ)
 ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、リアルトレンドを落とし込んだ着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした消費者目線での解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。 著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
公式サイト:http://riemiyata.com/

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