短期で売買、損切りも早い 「勝ち組」の投資スタイル2016年個人投資家調査(下)

日経マネー

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年初の波乱相場をプラスで乗り切った「勝ち組」の投資スタイルはどこが違うのか。『日経マネー』誌が実施した「2016年個人投資家調査」から、「勝ち組」の投資行動を読み解いていこう(調査の概要は記事末を参照)。

前回記事(「荒れ相場は買いのチャンス」 勝ち組投資家の思考)に引き続き、波乱相場も負けずに切り抜けた「勝ち組」と痛手を被った「負け組」を、調査データを基に比較していく。

銘柄絞って素早く動く

まずは銘柄の平均保有期間。勝ち組は「1日以内~1カ月未満」といった短期志向が負け組よりも強い。銘柄数を絞り込んでいるのも特徴だ。最大許容下落幅も負け組より狭く、勝ち組の方が早めに損切りしていると分かる。

一方、銘柄の選定基準を見ると、勝ち組と負け組との間でどの項目も大きな違いがない。15年までは、長期志向で、銘柄選びでは「成長性」「割安」を重視といった勝ちパターンがあった。

だが、荒れ相場では定石だけでは通用せず、機会を逃さずに狙った銘柄を購入し、短期で売買する。リターンが得られなければ早めに見切る。そんな機敏な投資を実践できたかどうかが明暗を分けたと言えよう。不安定な相場が続く中、敏捷(びんしょう)な投資という新たな勝ちパターンを作ることがますます求められそうだ。

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【2016個人投資家調査とは】

個人投資家にとって有益な情報を収集するために『日経マネー』誌が毎年実施しているインターネット調査。2016年で10回目になる。16年の調査は3月29日(火)から4月11日(月)に実施した(集計は日経BPコンサルティング)。有効回答数は2678。告知は日経BP社、日本経済新聞社、協力金融機関、専門家、著名個人投資家のサイト・メルマガ・ブログ・SNSなどで実施した。

告知協力企業・個人は以下の通り(順不同・敬称略)
楽天証券、マネックス証券、松井証券、カブドットコム証券、岡三オンライン証券、SBI証券、新生銀行、マネーパートナーズ、セントラル短資FX、野村インベスター・リレーションズ、ストックボイス、専門家(岩本秀雄・叶内文子・豊島逸夫・藤本誠之・和島英樹・藤ノ井俊樹)、個人投資家(山崎和邦・内田衛・夕凪・rika・かすみちゃん・夕刊マダム・まつのすけ・ようこりん)

(日経マネー編集部 中野目純一)

[日経マネー2016年7月号の記事を再構成]

日経マネー2016年8月号

著者 :日経マネー編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 730円 (税込み)


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