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民泊の百戦錬磨、多言語対応や海外PR 海外勢に対抗

2016/5/24 日経MJ

百戦錬磨はサイト「ステイ・ジャパン」で合法物件だけを紹介している

東京五輪・パラリンピック開催を控えて外国人観光客が増えるなか、一般住宅に旅行者らを泊める「民泊」を巡る企業の動きが活発になっている。民泊の予約仲介サイトを運営する百戦錬磨(仙台市)は、訪日外国人客へのアプローチを本格化する。多言語で表示できるサイトの開発や、海外向けのPR活動を進める。米エアビーアンドビーなど大手に対抗する。

百戦錬磨は子会社、とまれる(東京・千代田)を通じて、国家戦略特区の特例を使い民泊を認める東京都大田区や大阪市を含め、都市での民泊物件を仲介している。サイト名は「ステイ・ジャパン」で、現在の掲載物件は約40軒だ。

このほど、官民ファンドのクールジャパン機構や京王電鉄など、計6社から第三者割当増資で14億円を調達した。

資金はステイ・ジャパンと、農村漁村で簡易宿所の営業許可を得た農家民泊を仲介する「とまりーな」の多言語対応の開発費に投じる。

現在は日本語と英語のみだが、今後はアジア圏や欧米圏の言語で予約できるようにする。知名度を上げるため、海外へのPR活動も進める。

百戦錬磨は、旅館業法の許可などを得た物件だけを取り扱っていることが強み。米エアビーアンドビーは日本でも2015年に100万人以上が利用し大きなシェアを獲得しているが、大半の物件は許可を得ていない。

農家民泊で宿主と宿泊客のトラブル回避策も培った。ゴミ出しなどのルールの啓発や、宿泊客の困り事に24時間対応できるコールセンターにより安心安全を確保する。

政府は物件をネットで簡易登録できるなど、民泊で規制緩和を進める方針。百戦錬磨はクールジャパン機構などの出資という信用力を追い風に掲載物件を20年をめどに3万軒程度に増やし、数億円の年商も10倍以上に引き上げる狙いだ。

[日経MJ5月20日付]

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