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揚げ物コッペパン 味とボリュームにうなる人気3店

並んでも買いたい人気店のコッペパン

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NIKKEI STYLE

行列のできる専門店が相次いでオープンするなど、人気を集めているコッペパン。その中でも食べ応えのあるボリュームで人気なのが、揚げたてのハムカツやコロッケを挟む揚げ物コッペパンだ。昔ながらのお店から新しくオープンした注目のお店まで、パンの研究所「パンラボ」を主宰し、『日本全国パンの聖地を旅する パン欲』(世界文化社)などパンに関する著書を多く執筆するパンライター・池田浩明さんおすすめの揚げ物コッペパンを3つ紹介する。

目の前で作ってくれる醍醐味も味わう揚げ物コッペパン

池田浩明さんによれば、コッペパンの魅力の一つに「目の前で作ってくれるライブ感」がある。そのライブ感をもっとも堪能できるのが、揚げ物コッペパンだ。

「目の前でフィリングを塗ったり、具材を挟んでくれたりするコッペパン専門店の業態そのものが注目されていますが、そんな中でも揚げ物はその特性が一番生きる具材だと思います。やっぱり揚げたてが一番おいしいですから。パンはお皿であり、揚げ物を引き立ててくれる存在だといえるでしょう」(池田さん)

では、そんな揚げ物のライブ感を堪能できるお店はどこなのだろうか。

元・肉屋の揚げたてハムカツ チョウシ屋「ハムカツパン」(東京都中央区)

最初のおすすめは東京・銀座の昭和通りを一本裏道に入った場所にある「チョウシ屋」の「ハムカツパン」(300円)だ。

「チョウシ屋さんは昭和2年創業のお店で、もともとは肉屋。大きなコッペパンに揚げたてのハムカツを2枚、その場で挟んでくれます」(池田さん)

「銀座名物」「本場之牛豚肉」といった文字がおどる鮮やかな水色と白の包装紙には、どこか昭和の風情が残る。留めていた輪ゴムを取ると、真ん中で2つに切られた大きなコッペパンがあらわれた。パンはかなり大きく、全長約25センチほど。ずっしりとした重量があり、お腹が空いていてもこれ一つで十分満足できそうだ。

一口食べるとやわらかいコッペパン、サクサクの衣に続いて、甘みのあるハムの肉汁が口の中に広がった。1枚のハムカツには薄切りのハムが2枚使われているため、ハムの弾力ある食感をしっかりと味わうことができる。味付けはソースとからし。ソースの味は控えめで、その分ハムカツのうまみを堪能できた。

チョウシ屋の営業は平日のみ。揚げたてを目の前で挟んでくれるのも楽しみの一つだが売り切れもあるため、心配な人には電話予約がおすすめだ。

チョウシ屋
住所/東京都中央区銀座3-11-6
営業時間/月~金曜日11:00~14:30、16:00~18:00 ※品物がなくなり次第終了
定休日/土・日・祝日

ボリューム満点 青木屋「コロッケパン」(東京都荒川区)

「昭和の風情が残る店では、南千住の『青木屋』もおすすめです。コロッケ、ハムカツ、メンチカツ、トンカツの4種類のコッペパンがあり、コロッケパンが一番人気。味もさることながら、とにかくボリュームがあるんです」(池田さん)

訪れたのはお昼の12時少し前。行列こそないもののひっきりなしに人が訪れ、ガラスケースに陳列されたコッペパンが次々になくなっていった。商品がなくなると、店員がすぐに年季の入った鍋からきつね色のコロッケを引き上げ、手際よくコッペパンに挟んでいく。カウンターからはその小気味よい様子をのぞくことができた。

「AOKIYA」とプリントされた透明なビニールの袋に包まれたコッペパンは、チョウシ屋とはまた違うレトロな雰囲気が漂う。チョウシ屋のコッペパンも大きかったが、青木屋のコッペパンは幅と厚みがあり、ボリュームではそれ以上だ。食べてみてわかったが、たっぷりとソースが染みたコロッケには肉が使われていない。ほとんどなめらかに潰されたジャガイモだけのコロッケだ。味付けは素朴だがジャガイモとコッペパンそれぞれの甘みを楽しむことができ、冷めてもおいしく食べられた。

青木屋
住所/東京都荒川区南千住6-47-14
営業時間/月~土曜日7:00~18:00
定休日/日曜日

小麦の風味と牛肉のうまみ イアコッペ「ビーフカツ」(東京都台東区)

昭和の風情が残る老舗もいいが、新店も負けてはいない。2014年にコッペパン専門店として上野にオープンした「イアコッペ」だ。これまで紹介した2店とは趣を異にしたおしゃれな内観で、店名の焼き印がされた木箱に小ぶりながら具だくさんのコッペパンが並ぶ。池田さんのおすすめは、現在は金土日のみの限定メニューとなっている「ビーフカツ」だ。

「まず、ビーフカツのコッペパンというのが東京では珍しいですよね。イアコッペは千駄木にある人気のベーカリー、イアナックの2号店としてオープンしたお店。お肉はどちらも谷中にある地元で有名なお肉屋さんから仕入れています」(池田さん)

「関東ではあまりないのですが、関西ではパンにビーフカツを挟むメニューは珍しくないんです。本店イアナックの店長が関西の出身なので、こうしたメニューを作って販売しています」(イアコッペ チーフ・道又沙代さん)

ウスターソースの染みこんだビーフカツは香ばしく、食べるとカツの下に敷かれたキャベツがしゃきしゃきと音を立てる。キャベツはハニーマスタードで味付けされており、さわやかな酸味が濃厚な牛肉の味を引き立てた。

コッペパンそのものはイアナックで焼き上げたものを運んでくる。プレーン、全粒粉、カカオ、ブリオッシュの4種類をメニューによって使い分けており、ビーフカツには全粒粉を使用。小麦の風味がカツの香ばしさにぴったりだ。

ちなみに、前に紹介したチョウシ屋と青木屋とは違い、イアコッペではあえて注文を受けてからコッペパンを作ることはしていない。

「当店のメニューは複数の具材を挟んで作っています。せっかくコッペパンなのでお客様の目の前で作ることも検討したのですが、それでメニューの種類が限られてしまうのはもったいないという考えからです」(道又さん)

オープン当初イアコッペのメニューは5種類のみだったが、現在は20種類ほどが店舗に並んでいる。新店舗らしい探究心が、新しいもの好きの女性にも好評だ。そして、池田さんいわくそんなイアコッペにもライブ感を楽しめる要素があるという。

「イアコッペではカウンターの奥に窓があり、そこからコッペパンを作っている様子を見ることができる。そういう意味では、イアコッペでもコッペパンのライブ感は十分楽しめると思います」(池田さん)

ビーフカツは人気メニューのため、昼すぎにはなくなってしまうことも。こちらも予約ができるので、心配な人は予約がおすすめだ。

イアコッペ
住所/東京都台東区上野公園1-54 上野の森さくらテラス 3F
営業時間/10:00~19:00
定休日/なし

□  □  □

池田さんの言う通り、揚げ物コッペパンの肝は「ライブ感」。これから梅雨に入るが、晴れ間を狙ってコッペパンを手に入れてみてはいかがだろう。

次回は様々な具材を挟んだ総菜コッペパンを紹介する。

並んでも買いたい人気店のコッペパン
 第1回 魅力は「ライブ感」、コッペパン専門店が人気のワケ
 第2回 揚げ物コッペパン 味とボリュームにうなる人気3店
 第3回 パン作りへのこだわりが詰まった総菜コッペ

(ライター 小沼理=かみゆ)

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