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レジャー費ゼロ円、無料なのに充実のお出かけスポット

2016/5/26

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「大型連休でお金を使いすぎてしまった」。そう反省しつつ、しばらく財布のひもは固くしていこうと考える人も多いかもしれません。そこで注目したいのが、無料で楽しめるスポットでのレジャー。家族はもちろん、大人だけでも楽しめるところは探せば案外あるものです。ここで紹介する施設は、すべて入場料が無料。お得感を味わいながら、週替わりで出かけてみるのもお薦めです。

入場料は無料ながら、それなりに見ごたえありで楽しめるのがミュージアム系。その一つが2010年に開館した国立極地研究所 南極・北極科学館(東京都立川市)です。その名の通り、南極・北極に関する様々な展示物を公開しています。

ここのお薦めは何といっても隕石や南極の氷などに実際に触れ、極地の臨場感を味わえること。南極観測隊が使う服や靴を実際に身につけ、観測隊員の気分になることもできます。直径4メートルの全天ドームスクリーンで上映される、南極や北極圏で観測されたフルカラーのオーロラ映像も一見の価値あり。ここでしか見られない貴重なものです。

体験型の施設としては、かまぼこメーカーの鈴廣が運営する、鈴廣のかまぼこ博物館(神奈川県小田原市)も楽しみどころが満載。かまぼこ作り職人の伝統の技を身近で見学できるほか、かまぼこの歴史が学べます。また、有料ですが、館内では実際にかまぼこ・ちくわ作りも体験できます(要予約)。できたてのほくほくしたかまぼこが食べられる、めったにない機会です。

関西では、インスタントラーメン発明記念館(大阪府池田市)がユニーク。インスタントラーメンを発明し、世界の食文化を変えたと言われる安藤百福氏の記念館として、関連の道具や資料などが展示されています。日本をはじめ世界のバラエティー豊かな「カップヌードル」のパッケージの展示、インスタントラーメンの発展がわかるインスタントラーメン・トンネルなどは圧巻です。

また、自分でデザインしたカップを使い、4種類の中から好きなスープと、12種類の具材の中から4つのトッピングを選んで「マイカップヌードル」を作って食べるアトラクション(有料)も人気です。

■高層ビルの無料展望台はお得度も高い?

天気の良い日は、無料で入場できる展望タワーに上り、高層から遠くの景色を眺めるのもお得感が味わえそうです。東京都の場合、東京都庁、カレッタ汐留(港区)、文京シビックセンター(文京区)、タワーホール船堀(江戸川区)、北とぴあ(北区)、キャロットタワー(世田谷区)などの展望エリアが無料で入場可能。夕暮れや夜景など、無料でも十分眺望を楽しめます。

地上202メートルの高さにある東京都庁の展望室は、東京スカイツリー、東京タワー、晴れた日は富士山など、広範囲で東京の顔を眺められるのが魅力。北棟と南棟の2カ所からそれぞれ違った景色を見渡せます。北展望室は午後11時まで開館しており、平日の会社帰りの夜もゆっくり過ごせます。

■動物園系は「都民の日」「県民の日」が狙い目

家族で公園を散歩しつつ、無料で入れる動物園に行くのもお薦めプランの一つ。東京近郊では横浜市立野毛山動物園(横浜市)、江戸川区自然動物園(東京都江戸川区)、夢見ケ崎動物公園(川崎市)、大宮公園小動物園(さいたま市)、大阪近郊では五月山動物園(池田市)などがあります。リスや鳥など比較的小さい動物が中心ですが、実際に抱いたり触ったりできるコーナーがある施設も多数あります。

有料の動物園や水族館、庭園や公園の場合、都道府県ごとに定められる「都民の日」「県民の日」などを狙って行くのがお薦め。こうした記念日は秋シーズンに設けられていることが多く、各地域のレジャー施設などの入園料が無料になるケースが多いです。各都道府県のウェブサイトなどで情報が公開されています。

例えば東京都の都民の日は10月1日。この日は、恩賜上野動物園(台東区)、多摩動物公園(日野市)、井の頭自然文化園(武蔵野市)、葛西臨海水族園(江戸川区)の4つの施設のほか、浜離宮恩賜庭園(中央区)、六義園(文京区)、神代植物公園(調布市)、小石川後楽園(文京区)などの庭園、夢の島熱帯植物館(江東区)、江戸東京たてもの園(小金井市)など21の施設の入園料が無料になりお得です。

都民の日の無料開放は、基本的には他県在住者も対象。ただし県や施設によっては無料の対象を県内在住者に絞る場合もあるので、事前の確認は必須です。

■政治や経済に触れる無料ツアーも内容充実

無料で体験できるツアーとして日本人なら一度は行ってみたいのが、国会議事堂(参議院)の見学。平日は毎日、1日に8回見学スケジュールが組まれており、参議院の参観受付窓口に行けば参加できます。コースは本会議場傍聴席、御休所、皇族室、中央広間など。地方特産の材料を使った重厚な建物、各県の木が楽しめる前庭ほか、見どころはたくさんです。案内付きで60分があっという間に過ぎていきます。

このほか、身近な存在である「お金」の歴史が学べる日本銀行金融研究所 貨幣博物館(東京都中央区)も見ごたえあり。2015年秋にリニューアルしたばかりの同館は、休館日が月曜日。休日も、買い物に出たついでに訪れることができます。

平日に出かけられるなら、日銀の本店見学ツアーもお薦め。博物館と合わせ、「マイナス金利」の導入などで何かと話題の日銀の様子を見てくるのも勉強になりそうです。

経済や株式投資に興味がある人向けなのが、東京証券取引所の中にある東証アローズ(東京都中央区)。ここは平日なら毎日見学可能です。証券市場の歴史などの展示物が見られるほか、「株式投資体験コーナー」では株式投資の体験もできます(要予約)。

(ファイナンシャルプランナー 福島由恵、構成 日経BPコンサルティング 「金融コンテンツLab.」)

[参考] 日経BPコンサルティング「金融コンテンツLab.」(http://consult.nikkeibp.co.jp/sp/money/)は、難しくなりがちなお金の話題を、分かりやすいコンテンツに仕上げることをテーマとして取材・情報発信に当たっている制作研究機関。月刊誌『日経マネー』編集部の在籍経験の長いベテランスタッフが中心となり、マネー系コンテンツを提供している。

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