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ハイエンドスマホを制するのはXperiaかGalaxyか

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NIKKEI STYLE

夏商戦を控え、今年も携帯電話各社から最新のスマートフォンが続々発表されている。中でも注目なのが、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia X Performance」と、サムスン電子の「Galaxy S7 edge」だ。いずれも高い性能を備えたハイエンドモデルで、前者はNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクから、後者はNTTドコモとauからの発売が発表されている。

双方の特色を打ち出しつつ新しさを取り入れたデザイン

まずは外観だが、Xperia X PerformanceはXperia Zシリーズから、上下と左右が共に対称的なオムニバランスデザインを継承した。Galaxy S7 edgeは前機種のGalaxy S6 edgeと同様、ディスプレーの両側面が湾曲したデュアルエッジスクリーンを採用。各メーカーの顔となるモデルだけに、両者の特色を強く打ち出している。

しかしながらGalaxy S7 edgeは、本体側面や縁、背面などにわずかな丸みを持たせることで、「グリップ感が悪い」といった前機種で指摘されていた欠点を解消するなどの改良がなされている。

同様にXperia X Performanceも、前面に側面が湾曲した2.5Dガラス、背面にXperiaシリーズ初のメタル素材を採用するなどデザイン面で新しい取り組みがなされている。ただ、日本のキャリアの水準を満たす電波強度を達成するため背面下部に樹脂を用いたことから、フラットなメタルの背面デザインというグローバルモデルの大きな特徴の一つが損なわれてしまったのが惜しまれる。

iPhone 6sを含む3機種のサイズを下表にまとめたので、違いを確認しよう。

Xperia X Performanceはディスプレーサイズが大きい分、全体的にiPhone 6sよりやや大きめだ。前機種「Xperia Z5」と比べても、厚さが1.3mm、重量が11g増している。8.6mmの厚さは3機種の中で一番厚い。手に取るとやや厚さと重さを感じるが、一方で背面のカメラ部分の出っ張りがなく、フラットに仕上がっているのは好感が持てる。

一方のGalaxy S7 edgeは、ディスプレーが5.5インチと、iPhone 6s Plusに匹敵するサイズでありながら、iPhone 6sとiPhone 6s Plusの中間程度のサイズにとどまっている。重さで見るとXperia X Performanceより軽く、iPhone 6sと15gしか変わらない。3600mAhもの大容量バッテリーも搭載していることを考えるとかなり頑張っている。加えて防水・防じん性能やmicroSDスロットなど、前機種になかった機能も追加されている。

注目のカメラ機能はオートフォーカスを強化

性能面に目を移すと、両機種共にクアルコムの最新高性能チップセットである「Snapdragon 820」(MSM8996)を採用しており、性能は高い。ただメモリー容量はXperia X Performanceの3GBに対し、Galaxy S7 edgeは4GBと上回っている。さらにゲーム用の新しいグラフィックエンジン「Vulkan」を搭載するなどゲーム関連機能に力が入れられていることから、3Dを駆使したゲームなどを楽しむならGalaxy S7 edgeの方が有利だろう。

各社が力を入れているカメラ機能を確認すると、画素数は、メーンカメラ、インカメラ共にXperia X Performanceが群を抜いている。カメラセンサーで高いシェアを誇るソニーならではの強さだ。だがレンズの明るさを示すF値はGalaxy S7 edgeの方が小さいので、暗い場所での撮影はGalaxy S7 edgeがやや有利といえそうだ。

また両機種共に、一眼レフカメラの技術を取り入れ、オートフォーカスを強化している点は興味深い。Galaxy S7 edgeは、全ての撮像素子に位相差センサーを備える「デュアルピクセル技術」を採用することで、暗い場所でも瞬時にフォーカスが切り替わる、超高速オートフォーカスを実現している。

一方のXperia X Performanceは、カメラにインテリジェント機能を備え、タッチした被写体の動作を予測してフォーカスを合わせ続ける「先読みオートフォーカス」機能を搭載。ペットや子供など、動きのある被写体を撮影しやすくなっている。

Galaxyはハードウエア的アプローチ、Xperiaはソフトウエアからのアプローチと、その方法は違うが、どちらもオートフォーカスに力を入れているのは興味深い点だ。

Galaxy S7 edgeは価格がネックか

最後に価格についてだが、NTTドコモの「ドコモオンラインショップ」における各機種の実質負担金では、下表の通りとなっている。なおXperia X Performanceはまだ価格が公表されていないので、NTTドコモの新製品発表会で確認したおおよその価格帯を記述している点はご了承いただきたい。

Xperia X PerformanceはiPhone 6sの64GBモデルとほぼ同等の価格になりそうだが、Galaxy S7 edgeはそれより2万円近く高い。今回、海外で発売されたデュアルエッジスクリーン非搭載で安価な「Galaxy S7」が、日本では発売されなかっただけに、Galaxyへの機種変更を考えている人にとっては悩ましいところだ。

一連の比較結果から、カメラの画素数などXperia X Performanceの方が優位な点があるものの、デザインや性能などトータルで見るとGalaxy S7 edgeが一歩抜きんでている印象を受けた。ただしその分価格も高額になるので、性能とコストのバランスを見極めて端末を選ぶ必要がありそうだ。

ちなみに両機種とも、発売するキャリアによっていくつかの違いが見られる。NTTドコモの場合、FMラジオ品質で通話ができる「VoLTE(HD+)」や、ディスプレーに触れずに通話の発着信ができる「スグ電」などの新機能に対応するほか、通信速度も下り最大375Mbpsにまで高速化。au版も同様に、両機種とも下り最大370Mbpsの通信速度を実現するなど高速化が図られている。

一方のソフトバンクはXperia X Performanceのみの投入だが、ロゴの配置がグローバル版と共通しているなど、ソニーファンを強く意識しているのがポイント。こうしたキャリアごとの違いも重要な要素となるだけに、ぜひチェックしておきたい。

佐野正弘(さの・まさひろ)
 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。

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