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海藻に含まれるヒ素は「ゆでこぼし」で減らす

日経ヘルス

2016/6/19

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日経ヘルス

 健康への影響が気になる物質にはヒ素とメチル水銀もある。いずれも自然界に広く存在し、伝統的な食事からとりやすいものだ。

 ヒ素は海藻、特にひじきに多く含まれるが、内閣府食品安全委員会は「通常の食生活における摂取で健康に悪影響が生じたことを明らかに示すデータはなく、食品からの摂取に問題があるとは考えていない」としている。

 ひじきは「ゆでこぼし」をすることで、ヒ素の含有量を大幅に減らすことが可能だ。また米にもヒ素は含まれるが、ぬかの部分に多いため、玄米を避け、白米で食べることにより摂取量を大幅に低減できる。

 一方、魚から摂取することの多いメチル水銀。これは胎児への影響が懸念されるため、厚生労働省は妊婦に対し注意を促し、魚ごとに摂取量の目安を設けている。

 野菜も魚も油も健康維持には欠かせない。大切なのはバランスのとれた食生活だ。

■この人に聞きました

佐藤洋さん
食品安全委員会委員長。東北大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。米国ロチェスター大学研究員、東北大学大学院医学系研究科教授、独立行政法人国立環境研究所理事などを経て、2012年から内閣府食品安全委員会委員、2015年から同委員長。専門は公衆衛生学の分野
大西睦子さん
医師。星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部研究員。東京女子医科大学卒業。国立がん研究センター、東京大学医学部附属病院を経て、2008~13年、米国・ハーバード大学で肥満や老化などに関する研究に従事。著書に『ハーバード大学で研究した医師の警告 健康でいたければ「それ」は食べるな』(朝日新聞出版)など

(ライター 奈良貴子)

[日経ヘルス2016年6月号の記事を再構成]

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