アイドル応援の必須アイテム、ペンライトが割安に1~2年で2割ほど下落

ペンライトでコンサート会場の一体感が高まる
ペンライトでコンサート会場の一体感が高まる
アイドルの応援に欠かせないグッズの一つがペンライトだ。ファンが曲のリズムに合わせて振り、会場内の一体感が高まる。代表的なのが化学反応で発光するケミカルライト。使い捨てで手軽だ。その売れ筋商品が変化、価格も割安になっている。破損で中の液体が漏れるといったトラブルが多発したため、イベントで使用禁止にするアイドルグループが増えたのも影響している。東京都内の店頭価格はここ1~2年で2割ほど下がった。
ケミカルライトはイベント時にも使用される

一般的に使い捨てのケミカルライトは中心部にあるガラス状のアンプルと、外側に異なる液体が封入されている。筒がしなるように力を入れると2液が混ざり発光する。防災関連やコンサートの応援にも利用される。

長さ約20センチで1本120~180円

都内のアニメ・パーティーグッズ販売店では現在、長さ約20センチの商品が1本120~180円(税抜き)で売られている。「応援用ではより自分をアピールできるため、短時間だが強く光る商品が主流」(東京・千代田の販売店)になり、150円程度で売られている。ここ2年ほどで通常品(180円)の販売を上回った店舗が少なくない。

昨年あたりから大型イベントで使用が禁止になるケースが増え始めた。個人客の購入に比べ相対的に「飲食店の飾り付けなどで、120円ほどの商品を大量購入する人が目立つようになった」(新宿の販売店)のも背景にあるようだ。

製造販売最大手のルミカ(福岡県古賀市)によると、持続時間が5~15分の特に明るい商品の出荷は底堅いという。なかでも、最も強く発色できるオレンジ色が好調だ。破損防止のため、筒を湾曲状にした従来品は6~12時間持つ。

ペンライトは色の多様性が求められている(東京・江東、ルミカの東京支店)

スマホアプリで好みの色を調合

近年、応援グッズとしては2千円前後の何度も使える電池式のペンライトが広がっている。スマートフォン(スマホ)の専用アプリを使用し、好みの色を調合できる機能を持つ3千円ほどの商品もある。

個人やグループでイメージカラーを設定しているアイドルが多い。国民的アイドルグループのAKB48の場合、チームAがピンク、チームKがグリーンなどだ。さらに現在はアイドル乱立時代。「多くのアイドルが誕生し、色の多様性が求められている」(ルミカ)。特に希望が多かった色を加え、14色を実現できる製品を発売(希望小売価格1800円)した。同社の電池式では最多の色となる。

アイドルの輝きに負けないくらい明るく光るペンライト。商品開発にも様々な思いが込められている。

(高野壮一)

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