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光るPCパーツ ブームの背景に世界市場

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日経トレンディネット

パーツを組み合わせて作り上げる自作パソコン(以下、自作PC)の世界では最近、LEDライトなどを本体内部で光らせる派手な「光モノ」と呼ばれるパーツが、再びブームになっている。

2014年6月、すべてのキーにLEDバックライトを内蔵したDuckyChannelのメカニカルキーボード「DK9000」シリーズが売り出され、ゲーム好きなユーザーの間でヒットし、以降の"光るキーボード"ブームのきっかけをつくった。秋葉原にあるPCパーツ専門店BUY MORE秋葉原本店は「キーの刻印がはっきり見えるので、部屋を暗くしてゲームの世界に没入していけるのが人気に火をつけたようです」と語る。

キーボードから火のついた「光モノ」人気は、マウスやヘッドセットなどの入力デバイス全般に広がり、ユーザーの目を再びPCの内部に向かわせた。そして、2015年末から「光モノブームの再燃」といった声が、PCパーツショップの一部で聞かれるようになった。

最初の「光モノ」ブームは02年

こうした「光モノ」、最初のブームが起こったのは2002年だった。

当時、特に目立っていたのはPC内部の空調用ファン。PCケース内を光らせるためだけの蛍光管や、ケーブルを発光させる電飾キットなども店頭に並んだ。PCケースの内外を明るく照らすそれらのパーツは、自分の愛用機を自分好みに飾りたい多くのユーザーに注目され、自作パソコンの一潮流をつくるにいたった。

やがて光モノはPCパーツ業界に定着してブームは沈静化。当たり前の存在となっていく。汎用ファンに光るバリエーションが用意されているのはごく普通のこととなり、CPUクーラーが光るギミックを載せていても特段驚かれなくなった。2010年頃から256色に光るLEDライトを搭載したファンも店頭に並ぶようになったが、この時も大きな反響は起きなかった。

だが先述したように、2014年ころから光モノの第2次ブームが始まり、今に至っている。

新世代のヒット作が続々

現在の光モノブームの代表的なヒット作となっているのが、サーマルティクの汎用ファン「Riing 256Color LED」シリーズだ。

LEDライトを透明な羽根に反射させて光らせる一般的なタイプではなく、ファン内側の円形フレームが光る仕様で、光る色や輝度を好みに合わせて調整できる。2015年9月の発売以来、半年以上人気が続いている。

「Riing 256Color LED」シリーズを取り扱うTSUKUMO eX.は、「汎用ファンは通常、発売から半月程度すると売り上げが下降線を辿るのですが、このシリーズは売れ行きが一向に衰えません。(複数のファンを使う)水冷キットがはやっていて使い道が広がっているのと、カスタム性が高いところ、それに光り方が控えめで日本人好みなところが人気の原動力になっているのでは」と話す。

この流れを勢いづけるように、2016年以降もLEDライトを並べたテープとコントローラーのキットや、虹色に光るLEDを内蔵したマザーボードなども登場し、売れ行きは好調だ。ただし、2002年頃ほどの大ブームにはならないとの見方が多い。

秋葉原の老舗ショップは次のように語る。「2002年はもの珍しさと自作PC市場自体の勢いから、わりと大きなブームになりましたが、日本人の好みに合わなかったためブームが続かなかった。実際、現在もPCをピカピカ光らせたいという需要は、日本よりも東南アジアや米国などの海外のほうが大きいんです。PCパーツは基本的に世界に向けて売り出しているので、たとえ日本でブレイクしなくても、世界で受けていればラインアップは残り続けるんですよ」

日本で流行が終わったあともコストが余計にかかるLEDライト内蔵パーツが姿を消さず、当たり前のように店頭に存在し続けたのは、そうした理由があったからというわけだ。

では、一見再興したとみえる現在の光モノブームはどうみるのか。「光るキーボードの人気や、水冷キット用のファンを同じ光の色で光らせるブームは日本に限らずあります。だから世界の動きと無関係ではないでしょう。ただ、控えめな光り方が好きというのは日本ならでは。(日本人好みとされる)Riing 256Color LEDシリーズの売れ方は、日本独特のニーズの現れじゃないかと思います」(前述の秋葉原の老舗ショップ)

PCパーツのトレンドは、必ずしも日本のニーズと連動しないところがある。それを踏まえて店頭の商品を眺めると面白い発見があるかもしれない。

(ライター 古田雄介)

[日経トレンディネット 2016年4月5日付の記事を再構成]

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