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ライブに恋愛 アイドルの裏側を私立恵比寿中学に聞く

大疑問特集 アイドル編

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NIKKEI STYLE

2016年8月で結成8年目を迎える私立恵比寿中学。メジャーデビューは12年5月。さいたまスーパーアリーナや横浜アリーナでの公演を実現するなど、群雄割拠のアイドル界において常にトップ集団を走る8人組グループである。

現在の顔ぶれとなったのは14年4月。同年1月に出席番号11番・小林歌穂と12番・中山莉子が転入(加入)し、武道館公演での旧メンバー3名の転校(卒業)により転機を迎えた。

15年2月に『ミュージックステーション』に出演し、『金八DANCE MUSIC』を披露した際は、メンバーの廣田あいかの個性的な声が話題を集め、放送終了後にはグループの関連キーワードが軒並みツイッター上でトレンド入りを果たした。

今年は4月20日に3枚目のアルバム『穴空(アナーキー)』を発売。さらに、"学芸会"と称するライブではホールツアーを実施中の彼女たちに、アイドルの実情を聞いた。

私立恵比寿中学が答えます

疑問1:楽曲やダンスはどうやって覚えてる?

廣田 レコーディングではそれぞれ1曲歌ってから歌の割り振りが決まるので、ひと通り全部覚えていきます。

安本 歌いたいと狙っていたパートがCDで使われていると、「よっしゃ!」って思ったりね。

松野 逆に苦手なパートの担当になると、ステージのことを考えて「どうしよう」って心配になったり(笑)。

廣田 ダンスは先生が立ち位置表を作ってくれるからそれから暗記します。

星名 パートごとで自分の場所から見えるメンバーの立ち位置とか、瞬間ごとの景色を覚えるのもコツかな。

廣田 ステージへ立つときも、レッスン場を思い出してるよね。

疑問2:ステージからお客さんの顔は見える?

真山 見えます。室内の単独ライブより野外フェスのほうがよく分かるよね。

廣田 エビ中を知らない人もいるから、退屈そうな人とむしろ目を合わせてアピールしてみたりね。

安本 あえて手を振ってみると、微笑んでくれたりするよね。

真山 サイリウムの色も当然見えるから、単独ライブだと頻繁に来て下さる方が「推し変したんだ」というのもよく分かるんです(笑)。

廣田 だから握手会でわざと「何で変えちゃったんですか?」って聞いてみたりして(笑)。

安本 新しい会話のきっかけにもなるから、かえって仲良くなったりもするよね。

疑問3:ライブ中にメンバー同士だけでやっている合図は?

星名 たがいに向き合う振り付けのときに、目を合わせるのはあるよね。

安本 曲によってはメンバーごとに『こんな表情をしよう』と決めているし。私は『スーパーヒーロー』で松野と向き合うときは『困り顔で優しく微笑もう』って思ったりして。

松野 え!笑顔からしんみりした表情になるから、てっきり「曲の世界観に入っているから邪魔しちゃいけない」と思ってた(笑)。

星名 彩ちゃんけっこうそういうの多いよね。

安本 『アンコールの恋』という曲では、振り向くときにメンバーにだけ口をとがらせて、困り顔してみたりね(笑)。

疑問4:握手会ではどんな話をするの?

安本 例えば他のメンバーのファンの方が来てくださったときに、そのメンバーとは「こんな話するといいよ」ってアドバイスするときもあります。

廣田 さっき食べていたものを教えてあげたりね。

星名 何を話してもおもしろくなっちゃうキャラの人もいる。

安本 私の場合だと突然「コント!」と言ってネタを披露してくださる人もいて。「それいいよ!」って言ったり、ダメ出しするときもあったり(笑)。

廣田 自作のラップを披露してくれた人もいた(笑)。

真山 イメージもあるのか、私の場合は人生相談も多くて。真摯にアドバイスしたら、後日また報告してくれる人もいます。

星名 恋愛相談も多いよね。ファミリー(エビ中のファン)同士で「あの人がじつは好きなんです」と相談されて、プレゼントを提案してみたり。

廣田 メンバーとファンの方は似るから、それぞれ雰囲気が違うんだよね。

疑問5:レコーディングやダンスの練習にかかる時間は?

星名 レコーディングの準備期間は、大体1週間くらいかな。でも、今度発売の『穴空』は長かったよね。

真山 2015年末の「大学芸会」のレッスン中に曲をいただいたから、収録スタートまで3週間くらいあったっけ。

廣田 早いときには、曲をいただいてから翌日にすぐレコーディングというのもあったよね。ダンスも1週間くらいで、短い時は翌日にお披露目とか(笑)。

柏木 『ハイタテキ!』は短かった。ミュージックビデオ撮影の前日に初めて合わせたから。

安本 ダンスと並行してフォーメーションを覚えるのも大変なんだよね。何種類もあるし。

星名 1番と2番で立ち位置が違ったり、エビ中は移動も多いし。

廣田 同じ曲でも何パターンも覚えたり、誰かが欠席したときは急きょ変更になる場合もあるんだよね。

疑問6:万が一、ダンスを間違えたときはどうする?

柏木 まず笑うかな。笑顔で乗り切る(笑)。

廣田 間違えたときの状況とか、間違え方のパターンにもよるよね。

星名 間違えると目立つ静かな曲だとカッコつけるしかない。盛り上がっている曲なら笑顔で本来の場所に戻ったりね(笑)。

小林 ステージに立って頭からパンッって消えちゃったら、まずはまわりの様子をうかがう。

松野 立ち位置も、とにかくそれっぽい場所に入るよね。

真山 メンバーも「この子間違えてる」って分かるから、入れてあげるよね。

安本 とっさにアレンジして指を差してポーズをキメてみたり。

廣田 1回ステージで思いっきり転んじゃったときがあって。寝転がりながら「イエーイ!」ってポーズを決めて乗り切りました(笑)。

疑問7:学校生活と両立は大変?

星名 そうですね。遠征して午前中からライブをやると、夜遅く帰るときもあって。翌日に学校があると眠いけど単位のために必死に起きて、授業中に寝てしまうときもありました(笑)。

松野 あとはテストかな。私は毎回、試験前になると「分かんない!」ってメンバーの前でも泣いてます。

星名 レッスン終わりに「明日テストだ」と思った瞬間も、けっこうガッカリするよね。

廣田 夏休みの宿題をみんなで手分けして終わらせるときもあって。

安本 あるある。苦手な科目をみんなで助け合ってね。

松野 握手会の合間に、美怜に因数分解を教えてもらったこともあったっけ。

中山 絵を描くのが苦手でぁぃぁぃ(廣田あいか)に手伝ってもらったときもありました。

疑問8:アイドルは本当に恋愛禁止?

真山 実はエビ中の場合、特に「恋愛禁止」の決まりはないんですよ。ただ、スタッフさんからは「察しろ」という空気を感じます(笑)。

安本 今はタイミングじゃないっていう、大人の方からの空気を感じるよね(笑)。実は私、エビ中内では恋愛トークのカリスマです!

真山 幼い頃から芸能界でお仕事させていただいているので、接する男性が大人の方ばかりだから意識が働かないよね。

安本 恋というもの自体が憧れだし手の届かないものなので、恋に恋している感じですね。

中山 彩花ちゃん、いつも言ってるよね(笑)。

安本 分かってくれてうれしいよ(笑)。まあ、恋愛は30歳くらいになったらしなきゃいけないと思うのかな。

真山 アイドルは「誰かのものにならない」存在なので、つまり今じゃないってことですね(笑)。

疑問9:メンバー同士でケンカすることはあるの?

安本 ケンカとまで言わないけど、「危ないかな」って空気になるときはあるよね。

松野 ふざけているときについふれちゃいけない部分を言っちゃって「あっ……」ってなるときはあるかな。

安本 松野が緊張しているときにプレッシャーかけて泣かせちゃったり。

松野 でも、そんなに重く受け止めなくて大丈夫だよ(笑)。

廣田 ギスギスっていうより、さっきみたいなときって一瞬シーンとなるよね。

真山 付き合いが長いぶん、メンバー同士で互いを察する力があるよね。

星名 だから、激しくぶつかって言い合うとかもないかな。

廣田 何か「今ヤバいな」って空気になると、いったん部屋へ戻ってきたりね。

真山 個人的に言ったことをあんまり覚えてないから、気まずくなった瞬間も実は記憶がなかったりもするし。

安本 8人でいろんなタイプがいるから、バランスがいいのかもしれないね。

疑問10:アルバムタイトルの『穴空(アナーキー)』ってどういう意味?

小林 タイトルを訳すと「無政府状態」という意味みたいで、型破りな、枠に収まらない自由でやんちゃなという感じです。

真山 かっこいい系の曲が多い印象だけど、じつは裏に「エビ中と過ごす1年」というテーマがあります。だから、春らしい爽やかな曲があり、夏にはフェスで盛り上がる。秋はちょっぴり切なくて、冬には暖かくなれるような流れになっています。ファンのみなさんにとっては「久びさにこの路線か」と思ってもらえるし、初めて聴く方には曲調や8人それぞれの声色から「バラエティに富んでいるな」と感じてもらえる気がしますね。

星名 1作目と2作目に続き今回も豪華な作家の方々に曲を提供していただいて、でも、イメージもガラッと変わっています。テーマが「エビ中と過ごす」だから季節を感じられるはずだけど、最後の曲『参枚目のタフガキ』は冬の雰囲気がなくて、ふわっとして余韻を残している感じだよね。

廣田 15曲目の『スーパーヒーロー』は未来へ走ろうという曲だから、そこから最後までの2曲は未来から異次元へ向かう感じかな。

星名 終わり方が意味深だから、この先をぜひ推測していただきたいよね。

真山 タイトルが『穴空』なので、髪型も穴が開いているんです。

廣田 曲ごとのテーマや歌詞にも"穴"にまつわる色々な要素を盛り込んでいるよね

真山 アルバムの通常盤はいつもみぞっち(古溝担当マネジャー)が撮影する写真なんですけど、今回はエビ中の穴開きパネルに顔をはめているんです。

星名 謎解きみたいに"穴"にちなんだものをさがしてもらいたいよね。

(ライター カネコシュウヘイ)

[日経エンタテインメント! 2016年5月号の記事を再構成]

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