五月病の特徴は?クイズで学ぶ五月病

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日経Gooday読者のみなさん、「カラダにいいこと、毎日プラス」していますか? Goodayクイズでは、今知っておきたい健康や医療のネタをQ&A形式でおさらいします。出題範囲は日経Goodayに掲載した記事です。ぜひ、今日からのセルフケアにお役立てください。ではさっそく、クイズを始めましょう。

「五月病」に関する問題

【問題】五月病は環境の激変が引き金となり、新しい環境への適応が難しく精神的・身体的不調が出る適応障害の一種だと考えられています。五月病の特徴として間違っているものは次のうちどれでしょう。

(1)一過性の不調なので、翌月、環境に適応することで良くなっていく
(2)「この会社が自分に合わない」「自分がやりたかったのはこの仕事ではない」とまわりのせいにする
(3)真面目で、何事もきちんとやろうと思っている人がなりやすい

正解、すなわち五月病の特徴として間違っているものは「(1)一過性の不調なので、翌月、環境に適応することで良くなっていく」です。

「大きい環境変化にさらされたときに、その環境が自分が思い描いていたものと違う、というギャップに折り合いをつけられずに起こる不調のことを一般に五月病と呼びます」と話すのは、東京大学環境安全本部教授で産業医でもある大久保靖司さん。環境が変化したタイミングから1~2カ月後、すなわち新入社員では5月ごろにこのような状態が顕在化しやすいことから、「五月病」と呼ばれてきました。

実は「五月病」は医学的な病名ではありません。そのため、明確な診断基準もなく、環境への適応が難しく精神的・身体的不調が出る適応障害の一種とされています。五月病は新入社員に起こりやすいのですが、「30~40代でも、異動や転職などの環境変化に対応できずに五月病になる人もいます」(大久保さん)。

これまでは、五月病は一過性のもので、一時的に調子を崩しても次第に環境に適応することによって元通りになる、と考えられてきました。大久保さんが産業医として現場を見ていると、近年、症状が長く続き、半年、あるいはもっと長く尾を引いて、その人の仕事のパフォーマンスを落としていくケースも少なくないといいます。

「五月病では、自尊心が保たれているのが特徴です」と大久保さん。仕事で感じるもどかしさの原因を会社や仕事、周囲の環境など、自分のまわりに求める傾向が強いそうです。例えば、「この会社が自分に合わない」「自分がやりたかったのはこの仕事ではない」などといった具合です。

どんな人が五月病になりやすいのか、大久保さんによると、

真面目で、何事もきちんとやろうと思っている人
理想が高く、「仕事はこんなものだ」と割り切ることが難しい人

に見られやすいといいます。

(日経Gooday編集部)

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