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「着るアート」、大胆なのに好印象な着こなし

宮田理江のファッションラボ

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NIKKEI STYLE

初夏を迎えて、装いにも華やぎや元気感が欲しくなってきました。そんな気分にふさわしいのが、おしゃれの世界で近ごろ盛り上がっている「アートをまとう」というスタイリング。まるで現代アート作品のような服やアクセサリーを取り入れる着こなしです。イタリアのブランド「MARNI(マルニ)」はこのテイストの先駆け的存在。アートライクな着姿は大人っぽさや知性も印象づけてくれるから、様々なシーンに生かしたくなります。

強い色同士の組み合わせで現代アートのように

身頃全体をキャンバス(画布)に見立てたかのように、ビッグモチーフを躍らせる装いは、若々しさを連れてきます。上手に着こなすコツは、おじけないで堂々と振る舞うこと。背筋を伸ばした姿勢が大胆な柄とマッチして着姿を落ち着かせます。質感や風合いの異なる服との重ね着は、大ぶりな柄を妙に浮かせないバランシング効果を発揮。メッシュ風の服は涼やかに映るうえ、実際にもさわやかな着心地。赤や青で差し色を利かせると、ポジティブ感が高まります。

同系色でまとめるセオリーから踏み出せるのも、アートルックのよさ。原色系のはっきりした色は扱いにくいところがありますが、あえて3色以上をミックスすれば、互いの角が取れてなじんでくれます。重ね着を使って複数の色を響き合わせると、ポップアートのような色の会話が生まれます。現代アート風に見せるには、あえて暖色と寒色を引き合わせるという「ルール崩し」を意識して。黒を添えると、全体が落ち着きます。裾のラインを横一直線にそろえない「アシンメトリー(非対称)」も普段とは違ったハーモニーを奏でます。柄物を避け、単色無地を重ねる「カラーブロッキング」は装いに深みが出せます。

モチーフにも新しい試みを取り入れてプチ冒険

色や柄にとどまらず、「形」の面でもアートルックはプチ冒険に誘います。服は布で仕立てるという常識を覆し、オブジェ風の作品に仕上がることも。こちらのカラフルな装いは、様々な色のサークルをつなげて服のシルエットに整えています。「動く彫刻」として知られるモビールにも似た揺らめきを帯びていて、歩くたびに不規則な動きが生まれます。プリントしたドット(水玉)模様とは違って、それぞれのドットが揺れて、着映えを弾ませています。チェック柄やストライプ(縦じま)はカッチリした雰囲気が出やすいものですが、丸みを帯びたドットモチーフはやわらかくロマンティックな風情を醸し出せます。服以外にバッグや靴でも丸形を組み込むと、ムードがやわらぎます。

植物柄はフローラル(花柄)が代表的ですが、リーフ(葉)柄は甘ったるく見えません。植物の形だけを切り抜いたようなシルエットモチーフもスタイリッシュな見栄えに仕上がります。

アクセサリー類では、大きめのイヤリングやブレスレットなどを着ければ、薄着の春夏でも手抜きに見えないうえ、デザインセンスを薫らせることができます。ビッグサイズを選ぶのであればバングルがおすすめ。3個ほどを重ねれば、腕がほっそり映ります。それぞれ色や質感を変えると、朗らかなリズムを刻みます。バッグも「持ち運ぶオブジェ」になり得るから、お仕事ルックにちょっとした変化をもたらす小道具として使えます。

ミラノコレクションの看板ブランドとなっている「マルニ」は、もともとアートに造詣の深い女性デザイナー、コンスエロ・カスティリオーニ氏の美意識がふんだんに注ぎ込まれています。服だけでなく、アクセサリーやバッグ、シューズなどにもアートを感じさせるものが多く、日本にも大勢のファンがいます。あたたかみと女っぽさを兼ね備えたムードも広く支持されています。

アートの空気感をまとえば、むやみと着飾らなくても、着姿のグレードを上げられます。見慣れた色・柄や形とは異なる分、自信や余裕、趣味のよさなどを漂わせやすくもなるので、「十人並み」の格好に飽き足りない女性にも選択肢となるはず。短期のトレンドではなく、タイムレスな「軸」になりつつある点でも、アートは取り入れて損のないテーマといえそうです。

画像協力:

MARNI

http://www.marni.com/jp

宮田理江(みやた・りえ)
 ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、リアルトレンドを落とし込んだ着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした消費者目線での解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。公式サイト:http://riemiyata.com/

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