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「こども食堂」全国に広がる 貧困や孤食に救いの手

2016/1/8

「親子連れが気軽に立ち寄れる地域の居場所として定着させ、貧困家庭を支援する拠点のひとつにしたい」と只野さん。今春にはさらに1軒を同区内に開く予定だ。

■首都圏で30カ所以上、各地でもオープン相次ぐ

こども食堂は2012年ごろに都内で始まったとされる。昨年4月に発足した「こども食堂ネットワーク」によると、食堂は首都圏に少なくとも32カ所あり、半数が15年に開設した。経済的理由で十分食べられない子供に栄養バランスのとれた食事を提供するほか、大人数で食べる機会が少ない子の「孤食」を改善する狙いもある。

取り組みは全国に広がる。宮城県ではNPO法人「TEDIC」(石巻市)が昨年11月、町内会などと連携し同県内初の食堂をオープンした。同法人の門馬優代表理事は「震災で失われた地域のコミュニティーづくりにも役立てたい」という。

滋賀県でも昨年5月から、ボランティア団体や社会福祉法人などが連携し、県内11カ所で食堂を開設した。「さみしさやしんどさを抱える子供の居場所づくり」を目標に掲げ、2018年度末までに県内の小学校と同じ約230カ所の食堂を開くことを目指す。

動きは今後も広がりそうだ。こども食堂ネットワークが情報を共有しようと今月11日にサミットを企画したところ、約200人の定員がいっぱいになり、関心の高さをうかがわせた。

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