訪日客もハメ外す「大阪の夜」 共通券でクラブはしごUSJのハロウィーンイベントではゾンビが大増殖

ナイトクラブを楽しみたいという訪日外国人の需要は大きい(写真はナイトクラブのイメージ)
ナイトクラブを楽しみたいという訪日外国人の需要は大きい(写真はナイトクラブのイメージ)

JTB西日本は9月1日、訪日外国人向けに大阪市中心部の複数のナイトクラブに出入りできるパスを発売した。外国人に多い「夜まで遊びたい」というニーズに応える。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や高級ホテルも夜限定のイベントを充実させている。大阪市は全国のほかの都市に比べても夜の娯楽が充実しており、訪日外国人の消費を促す。

「夜の盛り場でハメを外して遊んだ」と答えた住民が多い都市
(1)大阪市北区
(2)大阪市西区
(3)東京都港区
(4)大阪市中央区
(5)東京都千代田区
(6)東京都目黒区
(7)東京都文京区
(8)東京都台東区
(9)大阪市福島区・此花区
(10)横浜市保土ケ谷区

(LIFULLの2015年のセンシュアス・シティ
調査から、全国134カ所の主要都市・区部の
住民が対象)

JTB西日本が発売するのは「OSAKA NIGHTCLUB PASS(オオサカナイトクラブパス)」。大阪中心部でナイトクラブ10店舗をプロデュース(監修)するトライハードエンターテイメントジャパン(大阪市)と組み、梅田や心斎橋周辺の全店舗で3日間自由に入退場できる。21歳以上の訪日客に限って利用できる。

価格は3500円で、関西国際空港などにあるJTB西日本の観光案内所4カ所で売る。半年で5000枚の販売を目指す。

毎年10月に入場者数が最も多くなるUSJは、9月8日から始めるハロウィーンイベントで夜のホラーを前面に打ち出す。夜になるとパーク内を練り歩くゾンビの種類を過去最多に増やし、言語を問わず楽しめるよう工夫する。訪日客のリピーターも増えており「季節ごとに異なる見せ方が重要」(USJ)という。

夜間営業の「ナイトプール」を関西でいち早く始めたホテルニューオータニ大阪では、宿泊する訪日客らにナイトプールの利用を促している。今年はプールサイドでのポールダンスやフラフープなどのショーを曜日代わりで用意しており、訪日客の利用は「昨年に比べて明らかに増えている」(同ホテル)という。

大阪市は全国のなかでも、夜に遊びやすい環境が整っているとされる。不動産情報サイト「ライフルホームズ」を運営するLIFULLが2015年に全国の主要都市(区部も含む)の住民を対象に調査したところ、「夜の盛り場でハメを外して遊んだ」という回答が多かった上位5カ所のうち3カ所が大阪市内だった。

日本人だけでなく訪日外国人も利用しやすいサービスが広がれば、大阪の夜は一段と盛り上がりそうだ。

[日本経済新聞朝刊2017年8月23日付を再構成]