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これが「都市鉱山」金メダルの輝き 3Dも使って試作

2017/5/21 日本経済新聞 朝刊

国立研究開発法人の物質・材料研究機構(茨城県つくば市)は、不要になった携帯電話などに含まれる金属を使った金メダルを試作した。鋳型の形成に3Dプリンターを使うなど新しい技術を採用し、表面には筑波山と東京スカイツリー、桜をあしらった。

金の粉末を溶かした液体に銀製メダルを浸してメッキした

携帯電話やパソコンなどの電子機器に微量に含まれる金属を「都市鉱山」と呼ぶ。2020年の東京五輪・パラリンピックでは、都市鉱山から産出した金や銀をリサイクルしてメダルの原料にする計画が進んでいる。

企業に依頼し、使わなくなった携帯電話やデジタルカメラなどの電子機器から金を抽出。金の粉末を液体に溶かし、元となる銀製のメダルを浸して電流を流すなどで金メッキした。使用する金の量はメッキの厚さで変わる。銀製のメダルも都市鉱山から回収した銀で作った。チタン合金の鋳型は3Dプリンターで形成した。

東京五輪・パラリンピックではメダルを大量に作る必要があるため、物質・材料研究機構とは別の製造手法が採用される見通し。今回は独自の手法で試作した金メダルを通じて、「都市鉱山メダル」への関心を高めてもらう考えだ。原田幸明アドバイザーは「東京五輪・パラリンピックの先を見据えている。国民体育大会などで使われ、リサイクルで作るメダルが定着してほしい」と期待している。

[日本経済新聞朝刊2017年4月22日付]

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