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アパ、横浜に2311室の大型ホテル 強気の集客見通し 19年秋開業、屋外プールや露天風呂付き大浴場も

2017/4/20 日本経済新聞 朝刊

周辺からは供給過多による値崩れを警戒する声もあがっている(中央がアパの新ホテル、完成イメージ図)

 アパグループ(東京・港)は2019年秋、横浜市に客室数2311室の大型ホテルを開業する。国内有数の規模で、20年の東京五輪・パラリンピックに向けて増える観光・ビジネス客を取り込む。市内のホテル稼働率は高止まりしているが、競合激化から単価は下落傾向にあり、周辺のホテルからは一段の値崩れを警戒する声もあがっている。

 名称はアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉。みなとみらい(MM)21地区に隣接する中区海岸通に地上35階、地下2階建て、延べ床面積約6万4500平方メートルの規模で建設、4月7日に起工式を行った。客室の内訳はダブル(約11平方メートル)が1367室、ツイン(約14平方メートル)が944室。露天風呂付きの大浴場や屋外プールなども備える。投資額は非公表。

 客室料金は需要に応じて変動するとして明示していないが、都内の他のアパホテル並みを想定する。部屋は狭く、高級路線ではなくビジネス客中心に、土日は観光客や外国人の利用を見込む。同日に記者会見した元谷外志雄代表は「馬車道駅から徒歩3分の立地。ビジネスも観光需要も期待できる」と述べた。

 まずは70~80%の稼働率でスタートするといい、アパホテルの元谷芙美子社長は「近くには横浜市役所も移転してくる。横浜の中心街となり活性化する一翼を担いたい」と話した。

 横浜市は19年にラグビーワールドカップ(W杯)、20年に東京五輪で野球・ソフトボールが開かれるなど観光客の増加が見込まれる。横浜市によると、市内のホテル稼働率は15~16年、閑散期の1月以外は80~90%台と高水準が続きホテル不足の状態。ただ、客室料金は下落傾向で、五輪後の反動減を懸念する声もある。

 元谷代表は「実際には東京五輪の前からホテルの供給過多が起きるだろう」と指摘しながらも、「当社には1250万人の会員がいる」と自信を見せる。千葉市のアパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉は買収当時は赤字だったというが、「1001室だった客室数は増築を重ねて2000室を超え、稼働率は9割近い」という。

〔日本経済新聞朝刊2017年4月8日付〕

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