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訪日客「北海道の冒険」に誘う 焼尻・天売島で宝探し JTB北海道と旅行企画会社トムソーヤ

2016/7/15 日本経済新聞 朝刊

羽幌町の焼尻島・天売島で地図を見ながら宝探しする旅行商品を外国人観光客向けに売り出す

JTB北海道とイベント企画会社のトムソーヤ(札幌市)は共同で訪日客向けの旅行商品を販売する。まず8月下旬、羽幌町の焼尻島と天売島で宝探しをしながら島を歩くツアーを催す。2016年秋には札幌市内中心部を舞台とする商品も販売する予定だ。2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、外国人旅行客の中でも個人客向け商品を充実させて、リピーターを増やす。

8月下旬のツアーは札幌近郊在住の留学生らを主な参加対象とする。札幌からバスで羽幌港に向かい、フェリーに乗って島を訪れる。宝探しの地図を受け取り、島内の様々な場所にある手掛かりを得ながら、地図の暗号を解いて宝を探す。

留学生らの出身地は中国や台湾などを想定し、JTB北海道が誘客する。最少催行人数は20人で数回の開催を予定する。コンテンツ制作をトムソーヤが担う。

参加する留学生らに米フェイスブックのような交流サイト(SNS)を通じて旅行中の様子を発信してもらう。外国人観光客を増やす狙いで、まずは試験的なツアーで反応を確かめる。

料金は札幌からの日帰りで数千円程度を想定する。羽幌町の商工観光課は「外国人観光客の受け入れ体制整備の必要項目を検証し、対策を進めたい」と話す。

島での宝探し旅行商品は国内客向けに14年から販売しており、毎年600人ほどが参加する。

両社は札幌市内中心部でも謎解きしながら街を散策する旅行商品を企画中だ。JTB北海道は「遊ぶ場所が少ない札幌の中心部で個人客向けのコンテンツを増やしていければ」と狙いを話す。トムソーヤも「一過性の観光素材ではなく、旅行客が自分の足でまちを歩きながら新たな発見をする楽しみを提供したい」と話す。

JTB北海道は16年4月、札幌市の狸小路商店街に旅行案内所「北海道ツーリストインフォメーションセンター札幌狸小路」を開いた。外国人観光客などを対象に旅行商品を販売したり観光地情報を提供したりする。

団体客よりも需要、要望が多様な個人客向けのコンテンツを今後も拡充させ、満足度を高めて再訪を促す。成功事例をつくって全国へも広げていく方針だ。

[日本経済新聞2016年7月15日付朝刊]

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