DC運用、指数連動と保険商品を選択個人投資家 七転び八起き

シロヤマさん(35) 英ドラマ「シャーロック」にはまっている。1歳の息子がもう少し大きくなったら英国へ旅したい。

2000~03年ごろ

 就職活動のために新聞を読み始めたのをきっかけに、いろんな会社があることに気付いた。アルバイトでためたお金で最低投資単位の10分の1から取引できる「ミニ株」を買ってみた。投資したのは衣料品関連の企業やオフィス周りのサービスを手掛ける企業など。毎朝起きて一番に株価をチェックしていた。

04~06年

 就職して投資に回せる額も増えた。IT(情報技術)関連の新規株式公開(IPO)にも何度か応募して、抽選であたった銘柄もあった。運用成績はまあまあだったものの、仕事が忙しくなってきてあまりまめに管理できなくなった。そこに2006年、ライブドア事件が起こり、投資していた新興株が総崩れに。ライブドア株自体は持っていなかったが、いったん持ち高を全部処分した。

07~12年

 投資とは無縁の生活が続いた。お金は増やすよりも、もっぱら使う方に。派手に散財したわけではないが、仕事帰りに友達と食事へいったり、旅行へいったりするだけでそれなりに出費がかさんだ。でも、よく働きよく遊ぶのは楽しい。リーマン・ショックも関係なかった。

13年

 アベノミクスで日本株が上昇していると毎日のようにニュースで流れ、気になった。ただ、色々選んで投資している時間は今はなさそう。迷っていたところ、勤務先の会社が確定拠出年金制度(DC)を導入し、運用商品を選ぶことに。考えたあげく、株価指数に連動するファンドと保険商品を半分ずつにした。

14年~

 結婚と出産を機に資産形成や家計の見直しを考え始めた。DC以外の投資はまだしていないが、株安が落ち着いたら再参入のチャンスだとみている。個別株のリスクは取りたくないが、投信や株価指数連動型上場投資信託(ETF)などを使ってみるのも一手かもしれない。

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。

[日経ヴェリタス2016年2月28日付]

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