スマートベータ型商品で下落に備え個人投資家 七転び八起き

garboflashさん 30代前半の会社員。ブログ「関東在住福岡人のまったり投資日記」を運営。趣味はサッカー、競馬など。

2011年

 当時は20代。貯金はある程度たまったが、将来に漠然とした不安を抱いていたころに、「20代で知っておきたいお金のこと」という本に出会った。資産運用の重要性を知り、投資を始めることに。ブログや投資の本を読み、個別株よりたくさんの銘柄に分散投資できるインデックスファンドへの投資を決めた。給与からの天引きで先進国、新興国の債券と株式のファンドを中心に毎月購入し始めた。

12年

 職を失ったとしても当面は生活できる資金がたまり、ボーナスで海外の上場投資信託(ETF)を購入し始めた。選んだのは米バンガードの米国債券ETFや世界株ETF。保有コストはこの2つがずばぬけて低かった。米国債券に投資したのは米国は人口が増えているし、経済の堅調さも続くだろうと考えたためだ。

13年~

 バーナンキ・ショックが発生し、資産回復に数カ月かかった。このころから相場の下げ局面で少しでも下落を抑える方法がないかと考え始めた。株と債券に分散投資はしているものの、株式のカテゴリーでもリスクを抑えたいと思った。市場平均と比べた値動きの幅を抑える効果があるというスマートベータ型の商品に着目。米国の連続増配企業のETFと、高配当企業のETFを購入し始めた。

16年

 年初からの株価急落でも、スマートベータ型商品を購入している少額投資非課税制度(NISA)口座の成績は3月初めの時点で、投資額と比べて損が出ない状態で済んだ。15年は米国のS&P500種株価指数と比べ上昇幅が少なかったが、下落局面で強みが出た。日本株もアベノミクス相場前と比べ2倍の水準だ。2~3割下がるような相場の調整に備える必要があるだろう。スマートベータは万能ではないが、商品の特性やコストなどを調べたうえで、日本でもよい商品が出たら投資を検討したい。

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。

[日本経済新聞朝刊2016年3月26日付]

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