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働き方・学び方
僕たちはどう働くか

2014/10/28

僕たちはどう働くか

 俺は大学の後輩と結婚したんです。子どもができたとき、ボンガーズの仲間たちは俺に彼女がいることも知らなかった。チームも大切な時期でした。

茨城に向かうバスの中でも「芸人を続けて子どもを諦めるか、芸人を諦めて就職して子どもを育てるか」悩みました。自分の子どもの顔はやっぱり見たい。どちらを取るべきか考えているから悩んでしまう。

「やっぱり両方やりたい。結婚しよう」と今の嫁に話したら、「もし芸人を辞めると言ってたら、別れて1人で子どもを育てるつもりでいました」という答えが返ってきた(笑)。

子どもを育てながら芸人も続けてもらう、という選択は彼女の中でとっくに決まってたんです。そこで、嶋ちゃんに話しました。

嶋川 これまでの私だったら、「この大事な時期に、バカヤロー」と言っていたかもしれない。それでは面白くないから、関ちゃんも度肝を抜く返しをしようと思いました。準備していたんです。もし関ちゃんが「子どもができたんだ」と話したら、満面の笑みで第一声は「おめでとう」と言おうと。関ちゃんは本当にびっくりした顔をしていた。メンバーにも伝えようと話しました。

関ちゃんが「結婚します、子どももできました。みんなで頑張って育てよう。協力お願いします」という話をしたら、メンバー全員が大泣きしました。

 当時は所帯を持って子どもを育てるなんて想像できないような生活をしていましたから。きっと、今働いている若い人たちも経済的な事情から結婚や子育てに不安を感じる人が多いと思います。でも、本当になんとかなります。

嶋川 家族にとって、芸人はまるで近海漁業の漁師と暮らすような生活に感じるかもしれません。「父ちゃん10日ぶりに帰ってきたぞ」と海から帰ってくるように。休みもないし。

 仕事がなかった時代も長かったので、休みは給料の減少に直結する。不安で休みもうまくとれませんでした。

嶋川 「オフィスまめかな」という事務所に所属して、休みも管理できるようになりました。インプットも大切ですし、何より代わりがきかない仕事です。休めば仕事とお金がなくなります。最近、やっと自己管理をきちんとできるようになりました。

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