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働き方・学び方
僕たちはどう働くか

2014/10/28

僕たちはどう働くか

漫才新人大賞「賞取らずに嫁取った」嶋川

嶋ちゃんの結婚話なのに、業務提携のようになっていた(関)

嶋川 私はその年の7月に行われる漫才新人大賞で「母心、東京で頑張って賞持ってきました!」と凱旋したい、その気持ちでいっぱいでした。実際予選もうまく進んで、投票も1位。こりゃいける! と思った。ところが、決勝戦で原発ネタをやったところ大コケ(笑)。被災地から招かれたゲストみたいになっちゃったの。

 それでも俺は福島から来て、震災のネタを公の場でやることが大事だと思っていたから。

嶋川 その出場した決勝戦に、今私らの所属している芸能事務所「オフィスまめかな」の社長で、現在の家内が見に来ていたんです。彼女は「若い漫才師がほしい」と漫才協会に問い合わせたところ、母心を紹介され、決勝戦に出ていることを知って見に来ていたんです。終わったあと彼女に会った。そこでビビビっときて、会って3回目で「結婚しよう」と言いました。だから、この年の漫才新人大賞は「賞を取らずに嫁取った」って言われる。

 会ったの3回っていうけど、本当に5分会っただけなんですよ。

嶋川 彼女は翌月、福島で本当に活動しているのか調べるためにライブに来たんです。その次は浅草での出番が終わったあと食事をしました。1時間くらい話して、「この人、僕の奥さんだな」と思いました。「結婚しよ」といったら向こうも「はい」と言ってくれたので、その年の12月に結婚式をしました。

 社長同士だったから、話があったんだと思います。結婚の話が業務提携の話みたいになっていた。

嶋川 彼女厳しいこと言うんですよ。「田舎くさい」って。「オフィスまめかな」は六代目三遊亭円楽師匠も所属する、この世界では大手の事務所なんです。

「福島でやってきたんだろうけど、東京に出てきて勝負しなさい。腕を磨きなさい」と、私らのアイデンティティーが揺らぐようなことも平気で言うんですから。

「芸人をやめるなら別れるつもりだった」関の場合

嶋川 関ちゃんは、ボンガーズを立ち上げた直後の2008年に結婚してるんです。当時、1週間くらいそわそわしているときがありました。「辞めるか、彼女に子どもができたかのどちらかだな」とピンときたんです。

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