2014/9/5

JAZZYカフェ

きゃしゃな体からは想像もできないパワフルなドラムを披露する川口千里さん=川口千里さん提供

――ピアニストの上原ひろみさんのように米国に行くことは考えていますか?

自分に自信が持ててきたら。いまは正直、ちょっとしか自信が持てないので、5割くらい自信が持てたら行ってみるのもいいかなと。

――ドラムをやっていて良かったなと思うことは?

コミュニティーが広がったことです。父もしきりに言いますが、こんなことになる予定ではなかったというか、三重県の四日市だけで終わるのかなと思っていたことが、海外にも広がって。ドラムのおかげで、いろいろなところへ行く機会が増えて、会えないような人とのつながりも増えました。高校生でこんなにいろいろな人と関われる機会はなかなかないと思います。社会勉強にもなりますし。

大きいイベントほどワクワク

――セカンドアルバムの「Buena Vista(ブエナビスタ)」はルイス・コンテやフィリップ・セス、ブライアン・ブロンバーグら海外のミュージシャンも参加していますね。録音はロサンゼルスで行ったそうですが。

柄にもなく緊張していましたが、ドラムの音がすごくよくて、たたいた瞬間、緊張も吹き飛びました。最初は海外で録音する意味があるのかなとも思っていましたが、レコーディングの空気感も違っていて、「ライブか」というくらいノリノリに盛り上がって、すごく楽しかったです。前作より癖がないので、フュージョンが好きではない方でも、聴きやすいのではないかと思います。4曲目の「Young Hawk」は私から8分の9拍子をやりたいと言って作ってもらったので、ちょっと癖が強くなってしまいましたが。実は私、こんな感じもたたけます、というのを聴いてもらいたいですね。

――もうすぐ東京JAZZです。アルバム曲とはまた違ったアニメソングを演奏するそうですが。

人気アニメ「けいおん!」の曲を演奏したYouTubeの動画が注目されたこともあり、アニメソングをジャズアレンジで演奏する予定です。東京JAZZは初めてですが、どちらかというと、あまり緊張するほうではなく、「よっしゃ、やるかー」とやる気が出てくるタイプなので、すごく楽しみです。大きいイベントであればあるほどワクワクします。

島田さん提供
島田奈央子(しまだ・なおこ) 音楽ライターとしてジャズを中心に執筆。自らプロデュースするジャズ・イベント「Something Jazzy」を開催しながら、新しいジャズの楽しみ方を提案。著書に「Something Jazzy 女子JAZZスタイルブック」など。数多くのジャズのコンピCDやハワイアンのコンピCDなどの監修に携わり、音楽制作のプロデューサーとしても活動。
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