これぞ外資流 女性社員の能力、とことん生かします

女性が活躍しているイメージのある外資系企業。半面、育児休業明けに席があるか不安といった厳しさを聞くこともある。女性が活躍しやすい働き方や仕組みを、先進的な外資系企業に探った。
「ハングアウト」というテレビ会議システムを利用し自宅にいる岩村執行役員と会議をするグーグル社員ら(東京都港区)

グーグル日本法人は午前11時から午後4時がコアタイムだが、IT(情報技術)を活用した在宅勤務も随時できる。

1歳前の双子と5歳の3人の子を持つアジア太平洋地域採用担当の寺沢敬子さん(36)は、今年4月に育児休業からフルタイムで復帰した。先月、子どもが熱を出した時は朝、病院に連れて行き、一旦出社。午後帰宅し、集中できるようベビーシッターに子どもをみてもらいながら仕事を続けた。自宅からテレビ会議に出たり、海外とやりとりしたりもする。

「時間に縛られず、成果で評価されるので働きやすい。子どもが病気になっても在宅勤務すれば休まずに済む」と寺沢さん。ただ在宅勤務だけでは「1人で仕事するのもつまらないしコミュニケーションが取りにくい。自分なりの取り入れ方を見つけないと」と話す。

4月に部長になった根来香里さん(40)は「日本企業で働いていた時より仕事に自信が持てるようになった」。四半期ごとに各人やチームで目標をたて、労働時間でなく成果を出せたかが評価されることが「自分から動くことにつながった」。

同社の女性の活躍を進める自主組織の代表でもある執行役員の岩村水樹さん(48)は女性の活躍を支える柔軟な働き方のカギを3つ挙げる。テクノロジーの活用と成果主義での評価、多様な働き方を認める文化だ。自身も出産3カ月後に入社し「この3つや社風もあって働き続けられた」。

テクノロジーで隙間時間を使い、時差のある海外との会議も自宅で対応する。ただ働き過ぎないよう連絡しない時間帯などルールは作る。上司のほか同僚や部下も評価。チーム内で互いの仕事以外の事情も共有し尊重し合う文化が重要という。