秋の風情を香りに感じる 魅惑のナッツスイーツ半年ぶり3つ星

●ちなみに―はるか古代から愛される秋の恵み 嗜好品にして栄養源

種実、堅果(けんか)などとも呼ばれるナッツは極めて古い時代から、人々にとって貴重な栄養源だった。とりわけ今回、星を獲得したスイーツが共通して使っていたアーモンドは紀元前から栽培され、旧約聖書にも登場する。その香ばしい香り、カリッとした食感はもちろん、ビタミンEの含有率が非常に高く、食物繊維も多いなど栄養価の点でも古代から今日まで愛されてやまない。アーモンドをはじめとするナッツ類は製菓材料としての歴史も古く、活用方法もいろいろと研究されている。素材の組み合わせだけでなく、ローストしたり砕いたり、ペースト状やクリーム状にしたりと加工の自由度の高さもナッツの魅力だろう。今や大半のナッツ類をほぼ一年中楽しめるが、その香りはやはり秋の収穫時期の恵みを連想させる。美容にも期待されるナッツをおいしく楽しみたい。

(堀大介)

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●専門委員の横顔(五十音順)

下井美奈子さん

1973年生まれ。実家の母が菓子教室講師ということから、子どもの頃からスイーツの食べ歩きや菓子作りを行う。一般企業を退職した後、パリの料理学校「リッツ・エスコフィエ」で料理・製菓の資格取得。またパリの製菓料理学校「ル・コルドン・ブルー」「ルノートル」で学び、2年間のロサンゼルス在住中にも各国の製菓・料理を習得。情報サイト「オールアバウト」では立ち上げの2001年から、スイーツガイドを担当。多数のメディアで洋菓子情報を紹介するほか、商品開発、レシピ提供を行うスイーツコーディネーターも務める。共著に「TOKYO美食パラダイス」など。

下園昌江さん

1974年生まれ。大学卒業後、専門学校やパティスリーで製菓の技術や理論を学んでおり、製法にも詳しい。菓子の食べ歩き歴は15年。近年は特にフランス菓子に力を入れ、フランスを巡るツアーや焼き菓子を中心とした菓子教室も開催。監修本に「とびきりスイーツ見つけた!」。ウェブサイト「Sweet Cafe(スイートカフェ)」主宰。

平岩理緒さん

1975年生まれ。小学生のとき、訪れたデパートでスイーツの魅力に目覚める。大学卒業後、食品会社のマーケティングに携わる。2002年、テレビ東京の番組「TVチャンピオン」デパ地下選手権での優勝を機に、食の情報発信を本格化。退社後はフリーのフードコーディネーターとして活躍中。月に食べる菓子は100種類以上。和菓子店での勤務経験もあり、和、洋菓子全般に詳しい。著書に「アフター6のスイーツマニア」(マーブルトロン)。コミュニティーサイト「幸せのケーキ共和国」主宰。

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